収穫したジャガイモの保存方法
掘り立てのイモは表面が湿っていたり、小さな傷がある場合があります。そのまま箱などに入れて保存すると、傷口から菌が入ったり、腐敗しやすくなったりします。ですから、一旦日陰で乾かします。
【保存前のポイント】
- 土は軽く落とす程度で、水で洗わない
- 日光に当たると緑化してソラニンなどの天然毒素が増えてしまうため、直射日光を避ける
- 風通しのよい日陰で数時間〜半日ほど乾かし、表面が乾けばOK。
【保存場所】
理想は10℃前後で風通しのよい暗い場所。家庭なら玄関の涼しい場所や床下収納などの冷暗所がおすすめです。
1個腐敗したイモがあると全体に腐敗が及んでしまうため、1〜2週間に1度チェックして傷んだイモは早めに取り除きましょう。
ジャガイモ栽培でよくある病害虫Q&A
Q1 葉が黄色くなってきました。病気ですか?
- 下葉から自然に黄色くなる → 収穫が近いサインです。そのままでOK。
- 全体が薄く元気がない → 肥料不足の可能性があるので、少量追肥を。
- 斑点が広がる → 疫病の疑い ※梅雨前後は疫病が出やすいので、早めに葉を取り除き、広がる場合は株ごと処分。

Q2 葉が縮れています

アブラムシによるウイルス病の可能性があります。一度感染すると治りません。周囲への拡散防止のためその株は気づいたら早めに抜き取ります。
Q3 テントウムシみたいな虫がいる

それ、ニジュウヤホシテントウかもしれません。網目状に食べられた葉があれば確実。葉を食べられると土中のジャガイモに栄養が届かず、実つきが悪くなります。見つけ次第捕殺しましょう。
※普通のテントウムシは益虫なので区別を。点が多いのがニジュウヤホシテントウ。
Q4 イモが腐っていました
排水不良、植え付け直後の長雨、種芋の切り口未乾燥などが原因です。畝を高めにし、切り口を乾かすのが予防策。
【まとめ】

ジャガイモは、手間をかけすぎなくても応えてくれる作物です。
けれど、「種イモを選ぶ」「芽を整理する」「土を寄せる」といった基本を押さえるかどうかで、収量も安全性も大きく変わります。
掘り上げたときの土の匂いと、手のひらいっぱいの新ジャガ。その瞬間の喜びは、スーパーでは買えません。
春の今こそ、ジャガイモ栽培をはじめてみませんか。
Credit 文&写真(クレジット記載以外) / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
