最近寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める……。こんな悩みに思い当たる人は、“不眠症予備軍”かも!? 本記事ではエステティックの第一人者、森柾秀美さんに、睡眠障害セルフ診断の方法と、深い眠りへ導く「爆睡マッサージ」の基本を教えてもらいます。
教えてくれたのは森柾秀美(もりまさ・ひでみ)さん

Esthetic MORIMASA(プロ対象スクール)学院長。1995年に株式会社トゥールビオンを設立。国内だけでなく海外15か国以上で技術講習を開催。5つ星ホテルのスパや大手ブランドのオリジナル技術開発なども行う。フランスでの技術特許(I.N.P.I.)や、インターナショナルエステティシャンCIDESCO国際免許も取得。国内外で著書多数。
※本記事は森柾秀美さんの著書『森柾メソッド 極上爆睡マッサージ 自宅でケアできる安眠メソッド!』(講談社刊)より一部抜粋して構成しています。
日常の“なにげない”疲れの蓄積が「不眠」の引き金に
夜、布団に入ってもなかなか眠れない――そんな悩みを抱える人は少なくありません。「寝つきが悪い」「途中で目が覚める」「朝すっきりしない……」。ひと言で不眠と言っても、その原因はさまざまです。
デスクワークが多い人は、首や肩まわりの筋肉が固まり、血流が滞ることで交感神経が優位になりやすく、リラックスできないまま夜を迎えます。立ち仕事や体をよく使う人は、筋肉の疲労や張りが取れずに、眠りを妨げていることもあります。
また、精神的なストレスやホルモンバランスの乱れなど、体だけでなく心の緊張も大きく影響します。
つまり、不眠には「これさえやれば解決」という万能な解決法はありません。大切なのは、自分の不調の原因を知り、それに合ったケアをすることです。
例えば、肩や首のこりが強い人は、就寝前にゆっくりと筋肉を温め、軽くマッサージすることで血行を促進し、体と心を眠りモードへと導けます。足のむくみや冷えが気になる人は、ふくらはぎをやさしくほぐすだけでも、驚くほど眠りが深くなることがあります。
私は、長年エステティック業に携わる中で、施術後の睡眠の質が高い方ほど、施術の効果の持続や実感の差が出ると感じています。なぜなら、肌の再生や疲労回復を促す新陳代謝は、睡眠中に最も活発に行われるからです。
つまり、美と健康の鍵を握るのは「眠りの質」なのです。
「眠れない夜」をただ我慢するのではなく、「自分の体に合うリラックス法を探す夜」に変えてみませんか? 日々の小さなマッサージ習慣が、あなたの睡眠をやさしく整えてくれるはずです。

