【福島県大熊町】震災を乗り越え、子どもたちが受け継ぐ伝統 熊川稚児鹿舞/約300年間の伝統を守る保存会会長 宮本さんインタビュー

【福島県大熊町】震災を乗り越え、子どもたちが受け継ぐ伝統 熊川稚児鹿舞/約300年間の伝統を守る保存会会長 宮本さんインタビュー

移住した子どもたちも加わり、伝統を継承

「復活」から10年。大熊町全町に出ていた避難指示は解除され始め、かつて大熊に住んでいた住民たちも町に戻り始めました。しかし、熊川地区周辺は中間貯蔵施設エリアとなり、自由に立ち入りができない状況が続いています。

子どもたちや指導者たちが離れ離れという状況は変わらず、舞手の子どもたち選びも難航しています。それまでは原則、舞手は熊川地区に生まれた長男が務めることになっていましたが、2018年、震災後2代目となる舞手に女子が選ばれ、笛には移住者も加わりました。さらに2025年には「学び舎ゆめの森」に通う移住した子どもたちも舞手に選ばれました。

移住した子どもたちが舞手に選ばれたきっかけは、2024年の学び舎ゆめの森のスポーツフェスティバル(運動会)で、熊川稚児鹿舞が披露されたこと。この映像をゆめの森で流していたところ、ゆめの森に通う小学生が「やってみたい」と手を挙げたそうです。

現在はいわき市や大熊町内のOICやCREVAおおくまで練習をしていますが、集まれるのは月数回。宮本さんは「震災前は1か月毎日練習して身につけたもの。今の練習ペースだと、本当に習得するには2年かかる」と話します。宮本さんは「本音を言えば熊川地区の出身者に引き継いでもらうのが一番ですが、子どもたちも指導者もばらばらの状況ではなかなか難しい」と悩みを打ち明けます。それでも鹿舞の保存に情熱を注ぐのは、熊川地区で長年継承されてきた伝統があるから。

「私の父、祖父も踊った舞。200年、300年と続いた伝統を大切にしていきたい。私も75歳になり、いつまで指導できるかはわからなりません。興味を持ってくれる子供たちに引き継いでいきたいです」と話します。

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