5.『米処いなもと』の究極の朝ごはんセット

普段は洋食派でも、せっかくの京都なら和食の朝ごはんをと、リクエストを受けることもしばしば。ところがホテル以外で和朝食を楽しめる場所は限られる。そんなときの強い味方が、2025年3月から始まった『米処いなもと』の朝食だ。
四条烏丸から徒歩圏内ながら、密やかな路地奥というロケーションが、まず気持ちを高めてくれる。夜は土鍋で炊く〆のご飯が人気の料理店だけに、朝も主役は炊きたての土鍋ご飯。炭火でじっくり焼く鰯などの焼き魚や、熱々のだし巻きができていくのをぼんやりと眺めながら、待つ時間もまた楽しい。自家製明太子から、牛しぐれ煮、旬の野菜の小鉢などまで、おかずはどれもご飯を引き立てる名脇役揃い。なかでもご飯のお供はトレーに載せて提供され、好きなものを好きなだけと、自由に選べるのも惹かれる理由のひとつ。
煮えばなから一膳目を味わい、土鍋ご飯ならではの香りと甘味をじっくり堪能する。そんな朝の時間が何よりの贅沢だと思う。
京都市下京区八幡町534‒1 080‒4031‒0178 17時〜23時頃 朝食土日のみ7時〜9時最終入店 予約制 不定休 予約は電話やテーブルチェックで。
photo & edit & text : Mako Yamato
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「京都さんぽ部」部長、ライター、コーディネーター。 大和 まこ

「京都さんぽ部」部長。ライター、コーディネーター。京都ライター歴も26年に。創刊時から続く連載「&Kyoto」は2024年に丸10年、120回目を迎えて継続中。京都の景色や、食べたもの、買ったものをInstagram(@makoyamato)で発信している。

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