社民党公式Xアカウントが2026年3月1日、同党副党首を辞任する意向を示している大椿裕子前参院議員をめぐる新聞記事の内容について、「極めて遺憾」とする声明を公表した。

「私は擁立・公認に反対を表明しましたが...」
発端となったのは、2月8日に投開票が行われた衆院選沖縄2区をめぐる社民党の対応だった。
沖縄2区は、辺野古移設問題や普天間基地問題、オスプレイ配備などへの反対を掲げる「オール沖縄」勢力が議席を維持してきた選挙区だ。
25年11月、当時社民党唯一の衆院議員であった新垣邦男氏が同党を離党。参院比例での当選を続ける福島瑞穂党首に対し、衆院への鞍替えを訴えるなど党勢拡大を求めたものの、「見解の相違や噛み合わないところがあった」とした上で、新党「中道改革連合」から立候補した。
こうした中、社民党は同選挙区に瑞慶覧長敏(ずけらん・ちょうびん)氏を擁立。新垣氏への「刺客」として、瑞慶覧氏を立てたかたちだ。
「責任をとって、副党首を辞することを決意」
大椿氏は1月26日のXで、瑞慶覧氏の擁立について、「私は擁立・公認に反対を表明しましたが、賛成多数により反映されませんでした」との思いをつづっていた。
2月27日にはXで「1月27日衆院選第一声における沖縄2区に関する私の発言について、社民党全国連合常任幹事会から謝罪と撤回を求められました 」と報告。
その上で、「ご指摘は真摯に受け止めお詫びするとともに、責任をとって、副党首を辞することを決意し、本日2026年2月27日、辞任届を提出しました」と辞意を表明した。
大椿氏は「第一声」演説で、執行部では唯一、瑞慶覧氏の擁立に反対したことに言及しており、この点が問題視されたとみられる。
3月1日には、琉球新報が「大椿氏 社民副党首辞任 衆院選沖縄2区分裂巡り」との記事を公開。記事では、大椿氏は「自身の見解は撤回できない」としていたほか、「そもそも県連で一本化できていない問題に中央が入っていくべきではなかった 」との見解も紹介されていた。