◆ネットには「カモになりそうな相手」を物色する人々が潜んでいる

「『人が良い人』『寂しい人』『判断力が低下している人』は特に危ないですね。私の経験上、SNSのアイコンに『スピリチュアル系のもの』を使っていたり、自己紹介文が少し『病んでいる感じ』のする人も、その優しさや心の隙を突かれて、狙われやすい傾向にあります」
探偵業の届出を行い、必要に応じて張り込み調査や尾行調査も行う岩田さん。多くの相談実績を元に導き出された金銭貸借の注意点について、こう話す。
「特にネット上では、貸し手も借り手も含めて、カモになりそうな相手を物色している輩が跋扈しているので、『みだりにお金の貸し借りを行わない』が大前提です。どうしてもお金を借りなければならない場合は、返せなくなった時に『現住所』や『勤務先』を調べられる可能性がある事は念頭に置いて下さい。債権の回収に伴う調査では、電話番号、旧住所、車やバイクのナンバー、銀行口座、勤務先などから調査の糸口を探す事が多いためです」
有名無名を問わず、多くの人がSNSをごく当たり前に使いこなしている今の時代。たとえ平凡な生活を送っていてもトラブルに巻き込まれ、夜逃げに発展する可能性は、誰の暮らしにも潜んでいるのだ。
岩田一彦(いわたかずひこ)
SDIトータルサポート代表。個人間トラブル、男女トラブル、金銭トラブルなどの対人トラブル全般について、対処法の教示・住所調査・証拠調査などさまざまな形で対応。夜逃げ(緊急引越し)のサポートも行っている。
<取材・文/桜井カズキ>

