「スマホが鳴るだけで心臓が…」孤独な大学生をカモにした10歳上の“先輩”。5年間にわたる逃亡生活の果て

「スマホが鳴るだけで心臓が…」孤独な大学生をカモにした10歳上の“先輩”。5年間にわたる逃亡生活の果て

◆ネットには「カモになりそうな相手」を物色する人々が潜んでいる

SDIトータルサポートの岩田さん。人間関係のトラブルを扱う仕事に関わる上で、体格の良さが得になっていると話す
オンラインがきっかけでお金の貸し借りが発生してしまうケースとして、前野さんのような事例は珍しくない。個人間トラブルの専門家で、多い時には1日数十件もの金銭貸借相談を受けるというSDIトータルサポートの岩田一彦氏は、「ネット上で狙われやすい人」の共通点についてこう語る。

「『人が良い人』『寂しい人』『判断力が低下している人』は特に危ないですね。私の経験上、SNSのアイコンに『スピリチュアル系のもの』を使っていたり、自己紹介文が少し『病んでいる感じ』のする人も、その優しさや心の隙を突かれて、狙われやすい傾向にあります」

探偵業の届出を行い、必要に応じて張り込み調査や尾行調査も行う岩田さん。多くの相談実績を元に導き出された金銭貸借の注意点について、こう話す。

「特にネット上では、貸し手も借り手も含めて、カモになりそうな相手を物色している輩が跋扈しているので、『みだりにお金の貸し借りを行わない』が大前提です。どうしてもお金を借りなければならない場合は、返せなくなった時に『現住所』や『勤務先』を調べられる可能性がある事は念頭に置いて下さい。債権の回収に伴う調査では、電話番号、旧住所、車やバイクのナンバー、銀行口座、勤務先などから調査の糸口を探す事が多いためです」 

有名無名を問わず、多くの人がSNSをごく当たり前に使いこなしている今の時代。たとえ平凡な生活を送っていてもトラブルに巻き込まれ、夜逃げに発展する可能性は、誰の暮らしにも潜んでいるのだ。

岩田一彦(いわたかずひこ)
SDIトータルサポート代表。個人間トラブル、男女トラブル、金銭トラブルなどの対人トラブル全般について、対処法の教示・住所調査・証拠調査などさまざまな形で対応。夜逃げ(緊急引越し)のサポートも行っている。

<取材・文/桜井カズキ>

配信元: 日刊SPA!

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