いつまでも輝く女性に ranune
江ノ電を眺めながらゆったり過ごすお店2選【湘南通信】

江ノ電を眺めながらゆったり過ごすお店2選【湘南通信】

湘南といえば江ノ電、のイメージを持つ方も多いでしょう。藤沢駅から江ノ島駅を経て、鎌倉駅までの全長10km全15駅の小さな路線、そしてたった4両(時には2両編成も!)。海岸線を走ったり、路面電車区間があったり、民家の軒先をかすめたりと、その景色の移り変わりの妙とレトロな車体で、地元の人からも観光客からも愛されています。テレビ番組の撮影にもよく使われますよね。ドラマ『最後から二番目の恋』シリーズは、記憶に新しいところです。
今回は、そんな江ノ電が目の前を通る、オトナのためのお店をご紹介します。

温かい店主が迎えてくれる
『cafe うみのトナリ』

昨年10月にオープンした『cafe うみのトナリ』。目の前は江ノ電の線路、奥は店主の白濱泰子さんが手入れをする庭に抜けていて、ついつい長居したくなる心地よさです。

以前はツアーコンダクターをしていた白濱さん。訪れた国は60を数え、その土地のおいしいもの珍しいものをいろいろと味わってきたといいます。
「看板メニューの『うみのトナリのスペシャルプレート』には、スパニッシュオムレツやフムスなど、世界を味わえる料理を一品入れています」
前職で培ったコミュニケーション術を活かし、お客さんに積極的に話しかけるようにしているとか。
「特に海外からのお客さんはやはり少し心細いのか、声をかけるととても喜んでくださいます。ネットのクチコミに書いてくださったり、『来年、また日本へ行くことにしたよ。必ずお店へ行くからね』とメッセージをくださる方も。本当にありがたいです」

江ノ電の線路に面するテラス席は”映えスポット”。ドリンクや料理と一緒に江ノ電を撮影する人が後を断ちません。

1日限定10食の『うみのトナリのスペシャルプレート』は、2週間ごとに内容を変えています(画像は9月下旬バージョン)。
「オープン時は作りたいメニューがいっぱいありすぎて、それならまめにメニューを変えようと決めましたが、続けていくのは思ったより大変で(笑)。でも、毎週来てくださる常連さんにも喜んでもらえるよう、旬の素材を中心に考えています」
他に、海外からのお客さんに人気の『焼きカレードリアセット』、料理が趣味だった白濱さんのお父様自慢のレシピを元に、6時間煮込んで作る『スパイシービーフカレーセット』も。

うみのトナリのスペシャルプレート(1日限定10食) ¥1,750

コーヒーには、白濱さんご自身やご両親が年月をかけて少しずつ集めてきたウェッジウッドやジノリのカップ&ソーサーを使用しています。
「同じもので統一することも考えたのですが、グループでお越しになったお客様がお互いのカップで話が弾んでいるのを見て、このままにしようと。ただ飾っているより使われる方が、カップも活きるので」

駅からの道のりをレクチャー

江ノ電稲村ヶ崎駅から徒歩5分足らず。なのですが、初めはちょっと迷うかも知れません。
まず、稲村ヶ崎駅改札を出てすぐ右へ曲がり、線路沿いを極楽寺駅方面へ歩きます。そして、最初の踏切(画像)を渡ります。

海に向かう道を少し行くと、路地の入口に小さな看板が。これを目印に、路地を線路へ向かって入ります。

線路に突き当たったら左へ曲がり、線路沿いを稲村ヶ崎駅方面へテクテク戻ります。奥に見えるのが稲村ヶ崎駅舎。この時にちょうど江ノ電が通ると、なかなかの迫力です!

到着しました!テラスからお店へどうぞ。

cafe うみのトナリ
神奈川県鎌倉市稲村ヶ崎2-5-24
営11:30〜18:00(変更の場合があるのでインスタグラム、HPでご確認ください)
火曜、水曜、木曜休
instagram: @umino.tonari
HP: https://umino-tonari.jimdofree.com

和の料理人が腕をふるう
『茶房 空花』

江ノ電和田塚駅から徒歩5分。東京にあるミシュラン三つ星の和食料理店などで腕を磨いた脇元かな子さんのお店です。

元々は栄養士を目指していた脇元さん。
「口に入るもので身体が作られていることを学んできました。ですから、きちんとした素材を選ぶこと、食事からスイーツのひとつひとつに至るまで、添加物を使わず、丁寧に手作りすることを心がけています。そうでないものと食べ比べてみると、全然違うんですよね。それと、できるだけ品目を多く召し上がっていただくように考えています」

この時季におすすめなのは、なんといっても『秋のアフタヌーンティー』。スイーツだけでなく、軽食も楽しめるのが嬉しい!栗おこわ、スイートポテト、葡萄ゼリーなど季節感のあるメニューに心が躍ります。

秋のアフタヌーンティー(ドリンク飲み放題) ¥4,400(1名分/画像のスイーツは2名分)

大きな窓の向こうには、建物の大家さんが丹精こめて手入れをする広い庭が広がっています。ここが、観光客で常に賑わう鎌倉駅からたった一駅とは思えないほど、穏やかな時間が流れます。

お腹が満たされた後は、お庭散策もおすすめ。木々の向こうに、江ノ電が通るのが見えます。

茶房 空花
神奈川県鎌倉市由比ヶ浜2-7-12-22
☎️0467-55-9522
営ランチタイム11:30〜14:00/ティータイム14:00〜16:00/ディナータイム(要予約)17:00〜21:00(最終来店時間18:30)
無休
instagram: @sabou.sorahana
予約:https://hitosara.com

提供元

プロフィール画像

大人のおしゃれ手帖web

雑誌「大人のおしゃれ手帖」のオンラインメディア。50代女性が「今」知りたい情報をタイムリーにお届け。暮らし、健康、おしゃれをブラッシュアップするヒントがいっぱいです! 家事に役立つ知恵や、毎日の料理に活かせるレシピ、いつもごきげんでいられるための健康・美容法など盛りだくさん。人には聞きづらい更年期のお悩みに応える記事も充実しています。

あなたにおすすめ