善意でカウンセリングを勧めたらパワハラに?部下を追いつめる“上司のNG行動”「心に踏み込む順番を守りましょう」

善意でカウンセリングを勧めたらパワハラに?部下を追いつめる“上司のNG行動”「心に踏み込む順番を守りましょう」

◆部下側が、自分を守るためにできること

ここまで上司の話をしてきたが、部下側にもできることがある。大室氏が勧めるのが、「質問3回の法則」だ。

「人は、自分に興味を持ってくれた相手を敵だとは感じません。つまり、質問することは『私はあなたに敵意がありません』と伝えるサインなんです」

ポイントは、2回で終わらせないこと。3回質問して、初めて「ちゃんと興味を持ってくれた」と感じるのだという。

「例えば、

(Aさん)何かペットを飼ってますか?
(Bさん)犬を飼ってます。
(Aさん)何犬ですか?
(Bさん)柴犬です。
(Aさん)私も柴犬好きです!

一見、普通の会話に思えますが、質問を2回した後で、すぐに自分の話に持っていってます。AさんがBさんに心を開いたとは、思いにくいですよね。

しかし、ここで『名前はなんていうんですか?』と3回目の質問をすると、Bさんは『自分に興味を持ってくれた』と感じるんです」

シンプルに思えるが、実際にこれができる人は意外と少ない。質問を躊躇してしまう人の多くは、「人目が気になる」のだと大室氏は言う。

「いわゆる自意識過剰です。思春期の男子学生が、後ろで女子が笑っていると『バカにされてる?』と考えるように、全部ベクトルが自分に向いている。そうなると、相手を知ろうとするより『自分がどう見られているか』ばかり考えてしまう。

だから、まわりの人に質問ができず、結果的に距離が縮まらないんです。本当に人に興味がある人は、『この人はどういうタイプなんだろう?』と相手を知ろうとします」

自分を気にするのをやめて、相手に興味を持つ。それが質問する勇気に繋がる。

「うまく関係を築く人は、待たない。最初のタイミングで、自分から一歩出ています」

3月は環境が変わり、関係がリセットされやすい季節。だからこそ、雑談を重ね、質問を繰り返し、相手を知る時間が必要になる。

それが、この時期を乗り切る最も確実な方法なのだ。

<取材・文/安倍川モチ子>

【安倍川モチ子】
東京在住のフリーライター。 お笑い、歴史、グルメ、美容・健康など、専門を作らずに興味の惹かれるまま幅広いジャンルで活動中。X(旧Twitter):@mochico_abekawa
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