◆周囲からはわからない“静かな迷惑行為”

最初は特に気に留めることもなく、「静かな人だな」と思った程度だった。
◆偶然か意図的か? 見つめる視線
違和感を覚えたのは、足元のバッグから荷物を取り出したときだった。「ふと顔を上げると、隣の男性と目が合ったんです。偶然だろうと思い、そのまま過ごすことにしたのですが……。それ以降、姿勢を変えたり、飲み物を取ったりするたびに、同じように視線を感じるようになったんです。こちらが動くたびに、必ず見られている気がしました」
だが、話しかけられるわけでもなく、何かをされるわけでもない。ただ、黙って視線を向けられている。その状態が、美田さんの気持ちを落ち着かなくさせていった。

