◆立ち仕事には向いていない靴、HOKA「ボンダイ7」(復刻版)

◆立ち仕事の最短距離=インソール

めちゃくちゃ硬いです。税込み1650円とお値段も手頃。クッションはいさぎよいほどに皆無。カカトの骨の真下に穴が開いており、たったこれだけで足元のぐらつきが消えます。究極の話ですが、「立つ」というただ一点ならこのインソールに勝てるものはなかなかありません。コンバースだろうがワークマンだろうが、いまいち安定しない足元と全身のブレを一発で決めます。人間の体は変なところで単純なもので、カカトが決まれば全身が決まります。アクティブな運動には向いていませんが、長距離を歩かないことがわかっているなら、使わない手はありません。
靴は「高い=ラク」ではありません。立ち仕事では、どれだけ足元が“動かないか”が疲労を左右します。歩行向けのハイテクシューズは前に進み続けてこそ安定する設計。止まり続ける環境では不安定さがストレスになります。もし良い靴のはずなのに疲れるなら、用途とミスマッチしているかもしれません。必要ならインソールで調整を。明日の足取りが確実に変わります。
【シューフィッター佐藤靖青】
イギリスのノーサンプトンで靴を学び、20代で靴の設計、30代からリペアの世界へ。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。YouTube『足と靴のスペシャリスト』。靴のブログを毎日書いてます『シューフィッター佐藤靖青(旧・こまつ)@毎日靴ブログ』。著書『予約の取れないシューフィッターが教える正しい靴の選びかた』

