リナリアの名前の由来と花言葉

リナリア(Linaria)の花名は、ギリシア語の「linon」(亜麻)が由来とされています。細い葉の形が亜麻の葉に似ていることから、リナリアと呼ばれるようになりました。
リナリアの花言葉には、「この恋に気付いて」「乱れる乙女心」「幻想」「悲しみを和らげる」などがあります。
「この恋に気付いて」は、小さく可憐な花をたくさんつけるリナリアが、密かに恋心を抱き続けている女性の姿をイメージさせるためです。
「乱れる乙女心」は、風に揺れる花が恋に揺れ動く乙女心をイメージさせることからで、「幻想」は、透明感があって儚い花姿が幻想的な雰囲気を醸し出していることからです。
「悲しみを和らげる」は、リナリアがどんな環境下でもしっかり根を張って成長し、花を咲かせるため、逆境にある人を癒やして勇気づけるためです。
リナリアの代表的な種類
日本で主に流通しているリナリアの種類についてご紹介します。
リナリア・マロッカナ

リナリア・マロッカナ(Linaria maroccana)は、その名のとおり、モロッコ原産の一年草です。草丈は20~50cm、直立する茎に線形の葉を互生葉序に付け、あまり広がりません。花は仮面状唇形の小花を総状花序に咲かせます。マロッカナを交配親として多くの園芸品種が生み出され、多様な花色があります。丈夫で育てやすく、種子から育てることも可能な品種です。
グッピーシリーズ

リナリア・マロッカナの園芸品種‘グッピー’(Linaria maroccana ‘Guppy’)で、一年草。草丈が20〜25cmに抑えられた矮性種です。草丈が低くまとまるので、寄せ植えなどで重宝します。花色は濃いピンク、淡いピンクの中心に濃いピンクが入る2色咲き、淡い青紫、黄、白など。
リップルストーン

‘リップルストーン’と呼ばれていますが、学名はリナリア・アエルギネア‘ネオンライト’(Linaria aeruginea ‘Neon light’)で、ちょっとまぎらわしいですね。草丈が15cmほどに抑えられた矮性種です。明るいシルバーリーフが美しく、茎葉が匍匐する性質を持っています。花色は茶、淡い紫、黄、ピンクなど。
リナリア・プルプレア(パープレア)

宿根リナリア(Linaria purprea)で、草丈は40〜70cm。特に寒さに強い性質を持っています。花色は淡い紫で、花穂を長く立ち上げて咲き、一年草のリナリアとは少し花姿が異なります。葉色もシルバーがかった爽やかなグリーンで、パステル調の紫の花色ともよく調和し、楚々とした風情を醸し出します。
花は控えめな小花で、細くすっきりとした花姿のため、他の花と喧嘩することなく引き立て役にもなります。どんな花にも合わせやすく、開花期がバラの最盛期と重なるため、ローズガーデンにもおすすめです。白やピンク色の花を咲かせる品種もあります。
また、草丈を生かしてボーダーガーデンの後方に配置するのもよいでしょう。草丈が高くなるので、あまり鉢植えには向きません。一年草のリナリアと同様に、こぼれ種でよく増えます。
リナリア・ブルガリス

リナリア・ブルガリス(Linaria vulgaris)はヨーロッパ原産、宿根性のワイルドフラワーです。別名「ホソバウンラン」としても親しまれていて、イギリス郊外などでよく見られます。花径1.5cmほどの黄色い小花はキンギョソウに似ていますが、草丈が60cm程度に高くなり、キンギョソウとは異なります。耐寒性、耐暑性ともに強く丈夫なうえに開花期が長いのが特徴です。
リナリア ‘アプリコットチャーム’

アプリコットカラーの繊細な花姿ですが、強健な原種のパープレアとダルマチカの交配種のため、成長が早く丈夫で育てやすい品種です。’アプリコットチャーム’は流通名であり、学名はLinaria‘Peachy’(リナリア ピーチイ)です。
4-7 リナリア‘マロンパレット’
イベリア半島原産のリナリア・アエルギネア(Linaria aeruginea)の新色です。花は優しい色合いのグラデーション状に咲き、開花時期は6~8月と長めです。宿根性ですが、一年草として扱われることもあります。
4-8 リナリア‘アールグレイ’
産毛のあるシルバーリーフと、儚げな白いフリル状の小花が特徴のリナリア‘アールグレイ’(Antirrhinum pulverulentum ‘Earl Grey’)。耐寒性常緑多年草のため、寒さに強く、春から秋まで長く咲くのが特徴です。
