◆将来を見据えて前向きに試行錯誤する日々
だが、Eさんは決してフリーランスのライターとして希望を捨てた訳ではない。今後の目標や方針について尋ねてみた。「YouTubeショート動画の台本については、現在月10本ほど制作しています。これの本数を増やしたいのと、クライアントから『条件をクリアしたらディレクターに昇格させる』って提示されているので、そちらに注力したいです。アウトソーシング系の案件が制作のきっかけだったんですが、現在はホラー系のショート動画が得意なので、そっちを伸ばしていこうと思います」
もう一つ、Eさんはブログでの情報発信も積極的に行いたいと語った。現在はブログやSNSなどで誰でも情報発信できる時代。とりわけ「note」のようにまとまった文章を随時投稿できる媒体を活用し、有料記事などで収益を得つつ、自分のブランディングと知名度向上に活用しているフリーのクリエイターは多い。生成AI絡みで大変な経験をしたEさんだからこそ、今後の生成AI時代を念頭に、多くの人に共感されるオリジナルコンテンツも制作・発信できるはずだ。
「具体的なものではないですけど、とにかく色々なものを失ってしまったので、そこから這い上がって成り上がっていきたいですね。それで私の作った記事やコンテンツを通じて、周りの人も元気づけていきたいです」
=====
Eさんの語り口にはどことなく、ハングリー精神に再び火がついたような気配があった。今後ますます性能を増していく生成AIに、人間の能力がどこまで追従できるかは分からない。だが、人と人との温かい繋がりや、そこから生まれるチャンス・アイデアには、決してAIには模倣できない価値があると信じ続けたいものである。
<取材・文/デヤブロウ>
【デヤブロウ】
東京都在住。2024年にフリーランスとして独立し、ライター業およびイラスト業で活動中。ライターとしては「Yahoo!ニュース」「macaroni」「All Aboutニュース」などの媒体で、東京都内の飲食店・美術館・博物館・イベント・ほか見所の紹介記事を執筆。プライベートでも都内歩きが趣味で、とりわけ週2〜3回の銭湯&サウナ通いが心のオアシス。好きなエリアは浅草〜上野近辺、池袋周辺、中野〜高円寺辺りなど。X(旧Twitter):@Dejavu_Raw

