この8年間は母を深く知る大切な旅路でした
今は父と二人暮らしになりましたが、まだこの生活には慣れなくて、私自身もとまどっています。これまでは母が中心の生活で、父と同じ方向を向いていましたが、これからは二人で向かい合って、新しい関係を結んでいこうとしているところです(笑)
認知症と診断された母と私たち家族の8年間は、認知症を受け入れてできることを考えていくことで、とてもよい旅路になったと思います。そして、能力や条件ではないその人らしさ、その人の本質という部分に目を向けられるようにもなりました。
その人らしさは科学で説明は難しく、認知症になってもその人らしさは失われません。今、同じ立場にある方たちに少しでもお役に立てれば幸いです。
取材・文=原田浩二(ハルメク編集部)
※この記事は、雑誌「ハルメク」2024年2月号を再編集しています。

