
文具のとびら編集部
東京・日本橋の丸善日本橋店は、毎年恒例の展示即売イベント「第17回 丸善 世界の万年筆展 展示即売会- 万年筆とともに過ごす -」を2026年3月4日(水)から10日(火)まで開催中。今回は「万年筆とともに過ごす」をテーマに、国内外の有名ブランド25社から選りすぐりの万年筆を一堂に展開。また、万年筆に関する各種イベントも連日開催している。
国内外の有名ブランド25社の万年筆がずらり!
「初日は、コアな万年筆ファンの方が多数来店し、過去最高の出足となりました」と渡辺亮平文具グループ長。このイベントを目当てに、海外から来店する人も少なくないそうだ。イベント開催に合わせて歴代の日本橋店限定インクを復刻したが、初日で売り切れとなるものが続出。また、すぐに売り切れとなった同店限定万年筆もあったという。イベントは、パイロットによる「組み立て万年筆教室」(8日)やペンクリニック(4日、5日)、セーラー万年筆の「インク工房」(8日、9日)、中屋万年筆の手作り万年筆の実演・販売(6日、7日)などおなじみのものに加え、今回初めて「カクノチョイス」(4日~10日)を実施。パイロットの入門万年筆として人気の「カクノ」の色とりどりのパーツの中から好きな色の軸やキャップ、好きなペン種を選んで自分だけのオリジナル「カクノ」が作れるというもので、「万年筆ユーザーの裾野を広げることを狙って、今回初めて実施しています」と渡辺グループ長は話す。
日本橋店とパーカーのコラボで製作した「デュオフォールド 蒔絵 日本橋 リミテッドエディション」。日本橋をはじめ麒麟像、ガス灯、日本橋川などを蒔絵、螺鈿、卵殻といった多彩な技法で表現している。限定10本販売だが、すぐに完売となった。
パイロットのノック式万年筆「キャップレス」の同店限定商品「キャップレス SAKURA st.」。満開の桜が咲き誇る日本橋さくら通りを表現しており、ブック型の専用ボックスにも満開の桜が咲き誇るさくら通りを描いている。限定200本用意していたが、こちらも初日で完売となってしまったそうだ。
「キングプロフィットAL ゴールドストライプ」は、セーラー万年筆のフラッグシップの「キングプロフィット」をアルミ軸で仕上げた日本橋店オリジナル第7弾万年筆。限定30本販売。
店頭販売は日本橋店のみという丸善オリジナル万年筆「GlanzAus Ren ∼漣∼(グランザス レン)」(サンライズ貿易)も限定50本で販売。キャップは艶消しをして漆黒の夜空の静けさを表現。ボディの彫刻は、月の光をゆらりと映し出すさざなみをイメージしている。
プラチナ万年筆「出雲モデル漆塗り万年筆 溜め透かし桜花筏(さくらいかだ)」は、枇杷色の軸に溜め透かし技法で、川を流れ、やがて埋め尽くす花びらを表現。時の経過とともに舞い落ち、流れるさくら景色が浮かび上がる。限定20本。
エボナイト万年筆の笑暮屋とのコラボシリーズ「萌芽型エボナイト万年筆M チョコミント」を限定20本販売。笑暮屋の「萌芽型万年筆」をベースに、人気のチョコミントアイスをイメージしたデザインを施した。
1本1本の軸色のグラデーションに個性があるナーヴァルの「ボヤージュ ハワイ」は、ハワイの青い海の波が、秋の浜辺に打ち寄せるイメージをボディで表現している。
アウロラの限定万年筆「アウロラ ボレアーレ」は、その名の通り「極光」、すなわち「北極のオーロラ」をイメージ。ブルーが複雑に変化するイリデッセント(玉虫色)の色合いを持つアウロロイド(アウロラ特性樹脂)に、星空を表すラメを加えることで、星空の極地現象を再現している。
ウォーターマンの新作コレクション「インプレッション」の体験ワークショップを3月8日~10日に開催。「インプレッション」の万年筆とボールペンを自由に試しながら、自分の人生に影響を与えた記憶に残るエピソードをその場で書くと、AIがその物語をドラマにしてくれるという。
「万年筆と一緒に使ってほしい」という想いから、日本橋店初めての限定システム手帳も販売。アシュフォードの「SAKURA-日和-(ひより)」と「SAKURA -麗-(うらら)」の2種類で、日本橋さくら通りをオマージュして製作。このうちピンクの「麗」はすでに完売となった。限定リフィル「SAKURA通り」も用意している。
スーリールのガラスペンを1F会場で販売している。写真の「ミュージック」は、1本で太字と細字を書くことができる2WAYニブを採用したユニークなガラスペン。立てて筆記すると太字になり、寝かせ気味に書くと細字になる。
3F会場では、インテリアファブリック、ヴィンテージ生地などを表紙に使ったノートやシステムバインダーなどを展開するテルコ雑貨店と、紙問屋から生まれたプロダクトブランド「wrapallet」の文具雑貨を販売。丸善日本橋店オリジナルブックカバー&ブックマークも販売
丸善日本橋店では、同店オリジナルブックカバーとブックマークも販売している。ブックカバー(文庫本サイズ)は、丸善の歴代社屋をデザイン。本の厚みに合わせてカバーサイズを調整できる。3種各税込1,980円。ブックマーク「丸善さくら通り」は、明治43年に建てられた丸善本社屋を桜とともに描いており、明治の文化の発信地となった社屋に思いを馳せたデザインとなっている。税込2,750円。

