私の人生、なんだったのか…バブルを駆け抜け、資産1億円の“本物の富裕層”になった68歳・往年の生保レディー。年金事務所で脱力した老後に受け取る「唖然の年金額」【FPが解説】

私の人生、なんだったのか…バブルを駆け抜け、資産1億円の“本物の富裕層”になった68歳・往年の生保レディー。年金事務所で脱力した老後に受け取る「唖然の年金額」【FPが解説】

想定よりも年金額が少ない人

「思ったよりも年金額が少なくて驚いた」このような感想を述べるのは、Aさんのように、独立開業された人だけではありません。そのほかにも、たとえば以下のようなケースがあげられます。

・高収入で、年金に反映できる標準報酬月額を大きく超えている

・年収に対し、賞与やインセンティブの占める割合が大きい

・パート/社員だと思っていたら業務委託で働いていた

・海外赴任中に任意加入していなかった

・減額のインパクトを確認せず、繰上受給した

年金制度は複雑なため、年金制度の仕組みを理解していないと、老後になって「こんなはずじゃなかった」という事態になる可能性があります。

想定より少ないとわかったら…4つの対応策

年金は多くの人にとって老後生活の主な収入源となるため、年金額によって老後生活の見通しが変わることも。ここでは、年金が少ないとわかったときに知っておきたい4つの対応策をご紹介します。

ステップ1:まずは現状把握…年金の受け取りスケジュールと生活費を見える化

これから受け取ることができる年金の種類やスケジュールを確認しましょう。年金と一口にいっても、老齢基礎年金や老齢厚生年金、遺族厚生年金、企業年金からの老齢給付など、さまざまな種類があります。それぞれいつからいつまで、また、いくらくらい受け取れるものか。まずはねんきん定期便や年金事務所での相談を活用し、自身が今後受け取れそうな年金を丁寧に確認していきましょう。

受け取りスケジュールがわかったら、次は、毎年必要になる生活費の洗い出し。住居費、食費、光熱費、医療費、交際費など、さまざまな支出がありますが、年ベースで金額を書き出すことで、「年金だけではいくら不足するのか」が明確になります。

ステップ2:必要な取り崩し額を計算

毎年の生活費から年金額を差し引けば、毎年の不足額がわかります。たとえば生活費が年間300万円、年金が144万円なら、不足額は156万円です。想定される老後期間をかけ算して、老後に必要な総額を試算しましょう。たとえば、65歳から95歳までなら、老後期間は30年間です。毎年156万円不足するなら、必要な取り崩し額は4,680万円となります。

ステップ3:ライフプランと照らしあわせ、取り崩しに充てられる金額を確認

保有資産から、今後予定される大きな支出(リフォーム費用、子どもへの援助、介護費用、葬儀費用など)を差し引きます。残った金額が、取り崩せる資産です。この金額がステップ2で算出した必要額を上回っていれば、ひとまず安心でしょう。

ステップ4:取り崩せる金額が足りなかったら…キャリアプランや支出を見直す

取り崩せる金額が不足するなら、対策が必要です。まだ働くことが選択肢として入れられる状態なら、厚生年金に加入できる働き方への転換や、年金受給開始年齢の繰下げも検討してみてください。固定費の削減や住み替え、ライフイベントの見直しなど、支出面の見直しも有効です。

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