まだあまり知られていない有望株。日本の庭に合う小型オージープランツ「コレア」と「エパクリス」の魅力

まだあまり知られていない有望株。日本の庭に合う小型オージープランツ「コレア」と「エパクリス」の魅力

コレアとエパクリスの主な違い

コレアとエパクリスはどちらもオーストラリア原産の植物で、花が筒状をしているなど見た目が似ていますが、異なる科に属しており、いくつかの違いがあります。

特徴Correa (コレア)Epacris (エパクリス)
科名ミカン科 (Rutaceae)ツツジ科 (Ericaceae)
葉の形状対生し、芳香を持つものもある小さく硬いものが多い
花の色と付き方赤・ピンク・白。枝の先端や葉腋に咲く赤。葉腋に沿って多数咲くことが多い
花の形状筒状または鐘形筒状または鐘形
樹高1~2m1~1.5m
花期10月~翌年5月10月~翌年5月
耐寒性0℃程度(霜に当てない)0℃程度(霜に当てない)
土壌水はけのよい酸性土壌を好む水はけのよい酸性土壌を好む
分布オーストラリア南東部オーストラリア南東部・タスマニア
その他蜜を豊富に含み、鳥媒花として知られる英名で「heath」と呼ばれることがある

コレアとエパクリスの見分け方

コレアとエパクリス
左写真がコレア、右がエパクリス。KarenHBlack/ Katoonka/Shutterstock.com
  • 葉の付き方: コレアは対生していることが多いのに対し、エパクリスは葉が密生していることが多い。
  • 花の付き方: コレアは枝の先端や葉腋に数個咲くことが多いのに対しエパクリスは葉腋に沿って多数咲くことが多い。
  • 葉の質感: コレアは比較的柔らかいものが多いのに対し、エパクリスは葉が小さく硬いことが多い。

このように、コレアとエパクリスは花の形が似ているために混同されることがありますが、科が異なるため、葉や花の付き方、分布などに違いがあります。

今回は、まだ、日本では、あまり馴染みの無いコレアとエパクリスに注目しました。きっと近い将来、ポピュラーなオージープランツになると思います。ぜひ、希少な苗に出会えたら、栽培にチャレンジしてみてください。

Credit 文&写真(クレジット記載以外) / 遠藤 昭 - 「あざみ野ガーデンプランニング」ガーデンプロデューサー -

えんどう・あきら/30代にメルボルンに駐在し、オーストラリア特有の植物に魅了される。帰国後は、神奈川県の自宅でオーストラリアの植物を中心としたガーデニングに熱中し、100種以上のオージープランツを育てた経験の持ち主。ガーデニングコンテストの受賞歴多数。川崎市緑化センター緑化相談員を8年務める。コンテナガーデン、多肉植物、バラ栽培などの講習会も実施し、園芸文化の普及啓蒙活動をライフワークとする。趣味はバイオリン・ビオラ・ピアノ。著書『庭づくり 困った解決アドバイス Q&A100』(主婦と生活社)、『はじめてのオージープランツ図鑑』(青春出版)。

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