異性とのサウナはOK?“女友達”と1泊2日の旅行へ出かけた彼氏に対し、女は…

異性とのサウナはOK?“女友達”と1泊2日の旅行へ出かけた彼氏に対し、女は…

今週のテーマは「交際1年で、男が振られた理由は?」という質問。さて、その答えとは?

▶【Q】はこちら:「ただの同期だよね…?」彼氏をタグ付けした女のSNSを見た彼女が抱いた、違和感とは?


「ごめん、陸。他に好きな人ができたから、別れたい」

この言葉に、嘘はない。陸のことは大好きだったし、別れる選択肢が自分の中で芽生えるなんて思ってもいなかった。

そもそも、私はとても結婚がしたかった。陸は交際を申し込む際に、ちゃんと「結婚を前提に」と言ってくれていた。

それなのにどうしてか?

それは交際1年で、私の中で我慢の限界に達したことがあったから。

いや、むしろ“諦めた”と言った方が正しいかもしれない。怒りでも、悲しみでもなく…ただ1年かけて、私の気持ちはそこまで来てしまっていた。

「美咲、考え直せないのかな?僕は別れたくないよ」

そう私にすがる陸を見ても、もう何も思わない自分も悲しい。でも女は、一度冷めると徹底的に冷める生き物だ。

「もういいの。今まで、ありがとう」

感謝の気持ちはたくさんある。だからその気持ちだけを大切にして、私は陸のもとをそっと離れた。

A1:連絡さえすれば、“何をしてもいい”と思っているフシがある。


陸と出会ったのは、結婚式の二次会だった。披露宴の時は席が離れていたので特に会話もなかったけれど、二次会で、新郎新婦の親しい友人たちだけで飲みに行った際。私たちの距離はグッと近づいた。

「今度、二人でご飯へ行きませんか?」

陸が誘ってきてくれ、そのあとの行動も早かった。

二人でご飯へ行った初デートの帰り道に、陸は告白をしてきてくれた。

「付き合ってください。ちゃんと、結婚を前提として」

彼は、広告代理店勤務の29歳。私は当時28歳で、“30歳になる前に、どうしても結婚がしたい!”という思いが強かった。

だからお互い結婚を意識したうえで、私たちの交際は始まった。

でも交際当初から、私はずっと引っかかっていたことがあった。それは、陸の“オトモダチ”の定義だ。


例えば、金曜の夜に陸から連絡が入る。

― 陸:友達から連絡があって。なんか落ち込んでいるらしいから、ちょっと飲みに行ってきていい?

そもそも、今夜は陸と会う約束をしていない。金曜だし、飲みに行きたい気持ちもわかる。

だから私なりに、最大限に気を遣ったLINEを彼に送った。

― 美咲:そうなんだ。それは行ってきてあげて!もし早めに終わったら教えて。たぶん家にいると思うから。お友達、陸に会って元気になるといいね。
― 陸:美咲は優しいね。わかった!ありがとう。あと、早めに解散したらすぐ連絡します。

ただこの日、結局陸からLINEが入っていたのは深夜1時頃だった。

一緒に住んでいるわけでもないし、私がとやかく言う筋合いはない。むしろこの日は「楽しかったんだね」くらいで終わっていた。

でもこの翌日。陸の家で、私がご飯を作っている時のことだった。

「昨日、楽しかった?」
「うん。結局、2軒目から他のメンバーも来て、カラオケとか行って盛り上がっちゃったよ」
「そうだったんだ。お友達は?大丈夫だったの?」
「うん。花音、帰る時にはすっかり元気そうだったよ」


― ……ん?カノン?

思わず、料理をしている手が止まる。

「え?女子と飲んでたの?」
「あれ?言ってなかった?」

色々とツッコミどころはあるけれど、一旦深呼吸をしてみる。

「そうなんだ…最初は二人で飲んでいたってこと?」
「うん、でも花音なんてほぼ男友達みたいなものだし。美咲が心配するようなことは何もないから、安心してね」

そういうことなのだろうか?

ただ連絡は、ちゃんとしてくれた。それに“心配するようなこと”が起こっていないことに関しては、嘘はついていないと思う。

でも、交際相手がいるのに、異性と二人きりで飲みに行く…。この価値観が、私には理解できない。

「それより美咲は?昨日は何してたの?」
「結局家にいたよ〜」

結局このままはぐらかされて終わってしまったけれど、男女が二人で飲む…ということは、どういう意味だろう。

独身の男女がただ一緒に飲むだけだから、もちろん罪ではない。

でも逆の立場からすると、私は陸と付き合ってから、異性の友達と二人で飲みに行くようなことはしていない。

陸が嫌がるかな、と思っているから。

― これって、私が幼いのかな…?

でもこれ以外のことに関しては、陸はとても良い彼氏だった。優しいし、一緒にいて楽しいし、連絡もマメ。

だから私は少し大人になり、「何もない」という陸の言葉を、信じることにした。

A2:異性との距離感がバグっているから。


しかし交際が進むにつれて、私は陸のことがさらにわからなくなっていく。陸と一緒にいる時に、女性から連絡が来ることも多かった。

でも陸は、全員“友達”、もしくは“同期”だと言う。

ただ彼の“友達”の定義とは、何なのだろうか。

そう思っていた矢先、陸からグランピングに誘われた。

「そういえば、今度同期たちとグランピングへ行くことになったんだけど。美咲も来る?他のメンバーも、みんな奥さんとか、彼女彼氏とか連れてくるみたいで」
「そうなの?どうしようかな」

一瞬、私も考えた。交際当初だったら、喜んで行っていたかもしれない。でも彼の女友達…同期に会って、こちらが気を使うのも何か違う。

それに、誘われて断りたくなっている時点で、私の中でもしかしたら陸に対しての気持ちが冷めてきていたのかもしれない。

「やっぱり私はいいや。人見知りだし…。陸は楽しんできて」
「そっか。わかった」

結局、私はこの誘いは断ることにした。

しかしこの翌週末、インスタを見て、私はショックで手が震えそうになった。


彼が他の女性たちと一緒にサウナへ入っている所や、楽しそうに外でモーニングコーヒーを飲んでいる写真などが上がってきていたから。

これは彼自身のインスタのアカウントからではなく、“オススメ”に出てきた、彼の同期の女友達の人のアカウントから流れてきていた。

「え、キモいんだけど」

この写真を見て、とっさに出たのはそんな言葉だった。

そして自分の中で何かが急激に冷めていく。

一体、私のことを何だと思っているのだろうか。他の異性とサウナへ一緒に入ったり、仲良さそうな写真を撮ったり…。

たしかに、それ以上のことはないのかもしれない。

でも彼女がいながら、陸は、他の異性と親密にすることに対して何も思っていない。そういう考え方自体、私とは合わないと静かに悟ってしまった。

だからこの旅行が終わった後。陸に会った時に、私は聞いてみた。

「どうしたの?」
「インスタで見たよ。なんか、楽しそうだったね」
「え?でも僕、誘ったよね?美咲のこと」
「そう言うことじゃなくて…。男女で一緒にサウナとか、入るものなの?」
「同期だから、仕方なくない?水着も着ていたし…それに、事前に美咲にはちゃんと言っていたよね?」

肺の奥底から、深いため息が出てきてしまった。

― ダメだ。価値観が違いすぎる。

きっと、陸には何を言っても響かないだろう。そもそも、友達の定義が違いすぎる。


「やましいことがあるなら、そもそも誘わないよ」
「さすがに一緒には泊まってないよね?」
「もちろん。男女で別だし、カップルごとに別れてたし」

もはやそこも、どうでも良くなってきた。きっと同じ部屋で、同じベッドで寝ても…。陸の中で、手を出していなければセーフ。

“オトモダチ”枠なのだろう。

「だから、誘ったじゃん?嫌なら、美咲も来ればよかったのに」
「逆に、だから嫌なんだよ」
「友達とか同期と仲良くすることの、どこがいけないの?」
「そう言うことじゃなくて…」

もう、堂々巡りだった。

姉妹しかいないせいか、それとも私の考えが古いのか…。異性とサウナに入ったりする姿なんて見たくもない。

そもそも、この同期の女性は、何のマウントなのだろう。

SNSに、わざわざ人の彼氏との“仲良しアピール”写真を載せる神経もわからないし、そんな女性のことを庇う陸もわからない。

「本当に、何もないし僕は美咲を大切にしているつもりだよ」
「うん、わかってる」

そう言われても、私には彼の異性の“オトモダチ”との距離感が理解できない。

私は絶対にそんなことしないし、今後交際していく上で、ずっと彼の女友達がまとわりついてくるのかと思うと、げんなりする。

それになんで私がヤキモキしなければならないのか…。

― この人とは、結婚できないな。

そう思い、陸には「好きな人ができた」と嘘をついて、私は早めに別れて次の人を探すことにした。


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配信元: 東京カレンダー

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