
東京23区を中心に不動産価格の上昇が続くなか、通勤先が東京都心の人のなかには「いったいどこに住めばいいんだ」「いま住んでいるところよりもお得で快適な場所はないのか」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。そこで、LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)が発表したランキング結果をもとに、ユーザーが本気で探した「買って住みたい街ランキング」TOP3をみていきましょう。
全国規模で家賃高騰が続くなか、首都圏で「買って住みたい街」はどこ?
資材価格や人件費といった建築コストの上昇を背景に、東京の新築マンション価格は上昇基調にあります。不動産経済研究所「首都圏新築分譲マンション市場動向」によると、2025年の首都圏新築供給は2万1,962戸と、ピークの2,000年(9万5,635戸)の約4分の1の低水準にとどまっています。
こうした状況のなか、「マイホーム購入」を検討している人はどのエリアに注目しているのでしょうか。
今回は、LIFULL HOME'Sが作成した「2026年 LIFULL HOME'S みんなが探した!住みたい街ランキング(首都圏版)」をもとに、昨年問い合わせ件数が多かった「みんなが買って住みたい街」TOP3を紹介します。
【調査概要】
■集計期間:2025年1月1日~12月31日
■集計方法:LIFULL HOME'Sに掲載された賃貸物件・購入物件への問い合わせ数を駅別に集計
■エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県
■価格相場:2025年にLIFULL HOME'Sに掲載された中古マンション※の価格(中央値)を60㎡に換算
※ 30~70m2未満、駅徒歩20分以内(複数駅での重複カウントはなし)
第3位:八街(価格相場:610万円)
(JR八街駅/PIXTA)
第3位にランクインしたのは、千葉県・八街(やちまた)でした。「落花生」が有名な八街市は、千葉県北部に広がる穏やかな農地に恵まれ、のどかな景観と暮らしやすさが共存しています。
市街地には生活利便施設が揃い、子育て支援制度も充実しているため、広い住まいを求めるご家族にとって安心感のある環境が整っています。地価が比較的安く、東京の半額以下でゆとりある住まいを確保しやすい点も、移住先として選ばれる大きな理由です。
交通面ではJR総武本線が通り、八街駅から東京駅までは約1時間、千葉駅までは約30分と通勤圏として無理のない距離で、自然と都市の利便性を両立した暮らしが実現できます。
第2位は「借りて住む」派にも人気!“多摩エリア最大のベッドタウン”
第2位:八王子(価格相場:3,192万円)
(JR八王子駅前/PIXTA)
第2位は、東京・八王子でした。都市の利便性と豊かな自然が共存する東京西部の拠点都市として高い人気を誇る同所は、同調査の「借りて住みたい街ランキング」でも第2位に輝いており、注目度の高いエリアです。
JR中央線・横浜線・八高線、さらに京王線が利用できる交通の要衝で、新宿までは中央線特快で約40分、東京駅へも約1時間と、都心通勤に無理のない距離が魅力です。
駅前には「セレオ八王子」や「東急スクエア」など大型商業施設が集まり、日常の買い物から外食まで完結する充実ぶりで、生活利便性は都心と遜色なし。一方、市内には高尾山や浅川など自然環境が豊富に残り、四季の移ろいを身近に感じられる落ち着いた住環境も備わっています。
また、大学や専門学校が多く集まる学園都市としての側面もあり、街全体に活気がありながら治安も良好で、ファミリー層から単身者まで幅広い層に支持されています。
第1位:湯河原(価格相場:1,138万円)
(JR湯河原駅前/PIXTA)
第1位に輝いたのは、神奈川県・湯河原でした。「湯河原温泉」として知られる同所ですが、温泉地としての魅力はもちろん、「現実的に家が買える場所」として注目度が高まっているようです。
中古マンションのほか、中古戸建ての価格帯が手頃で、リノベーションすることを前提に家探しをしている人が少なくありません。東京圏に属しながらも落ち着いた住宅地が広がり、スーパー・病院・学校が揃い観光地特有の不便さが比較的少ない点も魅力です。
JR東海道本線で東京駅まで約90分、新幹線を併用すれば約60分と、勤め先が都内の場合でもなんとか成立する距離。海と山に囲まれた自然環境は日ごろのストレスを和らげ、仕事後や週末に自然の癒しを得られる環境が整っています。
