
◆児童相談所で自身のIQを知った
――佐藤さんがご自身の知能指数を知ったのは、14歳の頃だったそうですね。いきさつを教えてもらえますか。佐藤果玲奈:はい、母が私の育児における悩みをスクールカウンセラーに相談したことがきっかけでした。当時、母もいろいろな問題を抱えていて、すがるような思いで相談をしたのだと思います。カウンセラーさんが「もしかするとお子さんが何かしらの特性を持っているのかもしれないですね」とアドバイスをくださって、児童相談所に行きました。そこで知能検査を行うと、IQ70弱という数字がわかったんです。
――お母様と佐藤さんはあまりうまくいっていなかったのですか。
佐藤果玲奈:いえ、どちらかといえば非常に仲の良い親子だと思います。おそらく私が保育園に通っている頃に、母は父と別れたのだと思います。そして、母方の祖父母と一緒に私たち家族は暮らし始めました。何でもやりたいことを尊重してくれる、いい母親です。
◆勉強は苦手。母が宿題を代行したことも

佐藤果玲奈:そうですね。小学生の頃から、夏休みの宿題などは泣きながらやっていたと思います。どうしても終わらないときには、母が利き手ではない左手で、わざとヘタな字で宿題を代行してくれました。ただ、学生時代、母もあまり勉強が得意なほうではなかったらしく、私に対して「勉強しなさい」みたいな強要もなかったと思います。
――学生時代の、佐藤さんのキャラクターを教えてください。
佐藤果玲奈:身体を動かすのが大好きで、体育だけは得意で、でも勉強ができないおバカキャラでしょうか……たぶん、どこの学校にもひとりくらいはいるような子です。
――境界知能で学習に躓きがある場合、学校でいじめられる子も多いようですが。
佐藤果玲奈:いとこがいわゆるヤンキーで、そのおかげでスクールカーストの上位ランクに位置する女子グループに所属させてもらっていたんです。ただ、会話の内容などに関心が持てず……。
――具体的にどういうことですか。
佐藤果玲奈:たとえばみんなが盛り上がっているドラマとか芸能人の話もまったくわからないし、みても関心を持てないんです。特に中学校に入学すると、女子は会話のレベルがぐんと上がるんです。行動範囲も広がるし、交友も活発になるので、いろんな話が飛び交います。私はそんなみんなの話を「へぇ」って聞いているだけで、ついていけなかったですね。

