あんなに嫌だった満員電車が恋しい…〈退職金4,500万円〉で早期退職した元エリート部長(55)の後悔。老後は安泰のはずがハローワークに通い始めた〈まさかのワケ〉

あんなに嫌だった満員電車が恋しい…〈退職金4,500万円〉で早期退職した元エリート部長(55)の後悔。老後は安泰のはずがハローワークに通い始めた〈まさかのワケ〉

独身男性を襲う「社会的孤立」のリスク

東京商工リサーチの「2025年 上場企業『早期・希望退職募集』状況」によると、2025年の上場企業の早期退職募集人数は1万7,875人に達しました。

悔田さんのように、十分な資産を得て退職するケースは「勝ち組」に見えますが、独身男性の場合は「孤立」という深刻なリスクが潜んでいます。

特に、現役時代に仕事人間だった人ほど危険です。会社以外のコミュニティ(家族、趣味、地域活動、友人)を持たずに退職すると、社会との接点が完全に遮断されてしまいます。国立社会保障・人口問題研究所の調査などでも、未婚男性の社会的孤立の割合は高く、退職を機に引きこもり状態になるケースが指摘されています。

また、賃貸住まいの場合、高齢単身者の入居を敬遠する大家も少なくありません。資産があっても「信用」や「見守り手」がないことで、住居の確保が難しくなる現実があります。

早期退職は、金銭的な計算だけでなく、「辞めたあとに何をして、誰と関わって生きていくか」というプランがなければ、悔田さんのように精神的な行き詰まりを迎える可能性があるので要注意です。

[参考資料]

 東京商工リサーチ「2025年 上場企業『早期・希望退職募集』状況」

あなたにおすすめ