5.失敗しないリフォーム会社の選び方と相見積もりのコツ
築20年は、工事内容の選択がとても難しい年数です。
納得できる予算で満足度の高いリフォームを実現するには、住宅に合わせたプランと、依頼先選びが重要になります。
5-1.「1社だけの見積もり」が危険な理由
リフォーム会社を探し、現地調査や見積もり依頼をするのはとても時間と労力がかかる作業です。
しかし、「面倒だから」という理由で1社だけを見て契約するのは、おすすめできません。
なぜなら同じように築20年の家のリフォームを相談しても、会社ごとに提案内容も費用も異なるからです。
たとえば、「まずは外装を優先しましょう」と提案する会社もあれば、「間取り変更で住みやすさを改善しましょう」と提案する会社もあるかもしれません。
会社の得意分野や考え方によって、提案内容やリフォームの方向性が変わってきます。
さらに費用に関しても、自社施工か下請けを使うかなどによって大きな差が出る可能性があります。
劣化や修繕箇所の見落としを防ぎ、適正な価格と必要な工事を正しく把握するためにも、2~3社の見積もり内容をしっかり比較しましょう。
5-2.失敗しない相見積もりのコツ
相見積もりの際には、いくつかのコツがあります。
「同じ条件」で見積もりを依頼する
相見積もりは、リフォーム会社の属性を分けて依頼する(大手、リフォーム専門、地元工務店など)
「工事一式」といった曖昧な表記ではなく、材料費や施工費などの内訳が明確に記載されている会社が信頼できる。
施工後の保証やアフターフォローの内容の違いもチェックする
見積もりの提出日・期限もチェックして見積もりの有効期限内に判断する
5-3.信頼できるリフォーム会社を見極めるポイント
信頼できるリフォーム会社を見極めるときには、「現地調査」と「工事内容の説明」を丁寧に対応してくれるかがポイントになります。
同じ築20年でも、劣化状況や必要なリフォームは住宅ごとに異なるので、築年数だけで判断せず、実際に訪れて調査したうえで工事内容を提案してくれる会社を選びましょう。
見積書の提示も、相談時の概算と現地調査後の正式見積もりの2段階で提示されるのが理想です。現地調査後にあらためて見積もりを取ることで、追加費用の発生や大幅な予算オーバーを防ぎやすくなります。
5-4.信頼できる会社のみを紹介してもらえる一括見積サービスを活用しよう
リフォームを手がける会社は、工務店やリフォーム会社、家電量販店、ホームセンターなど多岐にわたります。地域を絞って探したとしても、かなりの数になるでしょう。
できるだけ手間と時間をかけずに信頼できる会社を探したいなら、「一括見積サービス」の利用がおすすめです。
同じ条件で複数のリフォーム会社に見積もり依頼ができるため、相談にかかる時間や手間を大きく軽減できます。見積もりサービスで紹介されるのは一定基準を満たした会社のみなので、安心して依頼できる点もメリットです。
その他、無料でリフォーム完成までの保証がついていたり、相見積もりのスケジュール調整をやってくれたりするサービスも。自分に合った一括見積サービスを選んで相談してみましょう。
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6.築20年でのリフォームでよくある質問
最後に、築20年のリフォームでよくある質問にお答えします。
Q1)住宅ローンが残っていますが、リフォームローンは組めますか?
住宅ローンがあと10年以上残っているのだけど、リフォーム資金をローンで借りることはできる?
住宅ローンの返済中でも、リフォームローンを組むことができます。ただし、新たに借り入れを行うと毎月の返済額が増えるため、無理のない返済計画を立てることが重要です。
ローンを1本化、または金利負担を押さえたいときには、既存の住宅ローンにリフォーム費用を上乗せして「借り換える」という方法もあります。
ただし、借り換えには事務手数料や保証料などの諸費用が発生するため、住宅ローンを借り換えることで、総返済額は増えてしまう場合も。
月々の返済額を軽減したいときは住宅ローンの借り換えは有力な選択肢ですが、総返済額には注意しておきましょう。
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Q2)住みながらの工事は可能ですか?
仮住まいへの一時引っ越しは、生活が大きく変わるから面倒で…。住みながらリフォームすることはできる?
リフォーム内容によっては、住みながらの工事も可能です。たとえば、外壁や屋根のリフォームは屋外作業が中心のため、リフォーム中も問題なく自宅で生活できます。
水まわり設備の交換も、工程を調整したり、工事期間中の対策を考えたりしておけば、住みながら工事を進められるでしょう。
一方、間取り変更をともなう内装リフォームや、住宅全体の断熱改修や耐震補強のような大がかりな工事になると、仮住まいが必要になるケースがほとんどです。
工期や生活への影響は工事内容によって異なるため、事前にリフォーム会社と打ち合わせを行いましょう。
Q3)あと10年で手放す予定ですが、それでもリフォームすべきですか?
10年後には家族で実家近くに引っ越す予定。この家は手放す予定だけど、今リフォームしておくべき?
将来的に売却や相続を予定しているなら、間取り変更やフルリフォームのような大規模改修は基本的に必要ありません。ただし、外装部分のメンテナンスは行ったほうがよいでしょう。
雨漏りやシロアリ被害などが発生すると、修繕費用が高額になるだけではなく、住宅の資産価値も大きく低下するからです。
高値での売却やきれいな状態での相続を希望するなら、外壁や屋根の塗装、防水工事など、住宅寿命に関わる部分は優先的に対策しておきましょう。

