そんな同作以外にも今年に入ってから1月クールの『御上先生』(TBS系)のヒットを皮切りに、『なんで私が神説教』(日本テレビ系)、『世界で一番早い春』(MBS系ほか)、『僕達はまだその星の校則を知らない』(カンテレ・フジテレビ系)といった学校を舞台にした作品が相次ぎ、学園ドラマが復調の気配を見せている。
この流れに乗って、近年世に出るチャンスが少なかった10代から20代前半にかけての初々しい女優たちに注目の的が集まっている。彼女たちの中から、広瀬すず、浜辺美波、河合優実に続くようなドラマ界のニューヒロインは現れるのだろうか。
そこで、テレビドラマに携わる業界人3名に、22歳以下で今後ブレイク間違いなしだと思う若手女優を教えてもらった。

◆朝ドラ『あんぱん』で国民のハートを掴んだ原菜乃華
まずは、キー局でドラマ製作を務める40代の男性プロデューサー・A氏に若手のブレイク女優を聞いた。「主演クラスの女優としてブレイク必至なのは、原菜乃華(22歳)さんでしょうね。先日まで放送していた連続テレビ小説『あんぱん』(NHK)でヒロインの妹・メイコ役を演じる彼女は、天真爛漫で歌を愛する三女をイキイキと演じている。
メイコは、ただ明るいだけのキャラクターだと浮いてしまう難しい役。
しかし、原さんは声のトーンや多彩な表情の変化で、絶妙なバランスを取ることができる。
また、高橋文哉さん演じる健太郎のギターに合わせて歌ったシーンは、透き通る歌声がSNSでも話題に。ドラマの空気を一瞬で変えることができる声も唯一無二の武器だと思います。
『ちはやふる-めぐり-』(日本テレビ系)でも、緊張感ある試合中で仲間に声をかけるチャーミングな笑顔や全身で喜びを表す姿がとても印象的でした。今後は、主演女優として各局のドラマに出演するでしょう」
朝ドラから深夜枠ドラマまで、明るさとキュートな声で話題をさらった原菜乃華。王道ヒロインとして飛躍するのは時間の問題だ。
◆等身大の演技と憑依力で魅了する片岡凜

「注目しているのは『いちばんすきな花』(フジテレビ系)で、多部未華子さん演じる主人公・ゆくえの高校時代を演じた、涼しげなルックスがチャームポイントの片岡凜(21歳)さんですね。
出演自体は決して多くはなかったのですが、人間関係に悩む多感な主人公を自然体に演じており、大きな存在感を放っていました。
また、『嘘解きレトリック』(フジテレビ系)第5話で演じた、謎めく女性・品子役は圧巻でした。
清楚で優しいキャラ、弱々しいキャラ、クールな佇まいのキャラを表情や動き、声色だけを使って見事に演じ分けていた。
役に憑依できる演技力はズバ抜けている。王道ヒロインとは違う方向性で、一気に化ける可能性がありますね」

