都内を中心にさまざまな現場で特殊清掃を手がけるブルークリーン株式会社で働きながら、特殊清掃の実態を伝える登録者5万3000人以上のYouTubeチャンネル「特殊清掃チャンネル」を運営している鈴木亮太さんに、詳しい話を聞いた。
◆春は心機一転、特殊清掃のタイミング?

「清掃はしていたものの、冬の間はわからなかった臭いが春先になって“むわっ”と出てきてしまい、清掃してほしいという依頼がいきなり増えますね。春先になると隠れていた臭い物質がいきなり現れるんです。一見、部屋は綺麗でも『臭いが気になるから清掃してくれ』といった依頼が突然増えますね。もちろん、今まで見つかっていなかった孤独死の現場の特殊清掃もどんどん増えてきます」

「引越しのタイミングで部屋を綺麗にしてほしいという依頼が増えます。引越し以外でも家が散らかっていて、新年度ということで区切りとして清掃してほしいという依頼も多いです。春は自分の家の環境を見直すタイミングになるんですかね。依頼してくる方は大体がゴミ屋敷の方です。『このレベルだとハウスクリーニングっていうより特殊清掃かな……』という自覚があって依頼される方が多いです」
◆「仕事が忙しすぎる」人たちからの依頼
春先になると、虫が湧いてくるのでそのタイミングでの依頼も増える。「冷蔵庫に小蝿がたかっているから清掃してくれと言われることも多いですね。ご自身で殺虫剤で対処するよりは業者を呼んだほうが早いと思われるようです。ある程度収入はあるけど、仕事が忙しすぎて家が散らかりっぱなしになってる人は案外多いです。
夜型の人だと、仕事でヘトヘトになって帰ってくるタイミングでゴミを出してから寝ようって気になりませんよね。給料は多いけど休みが少なく、自分のプライベートな時間をあまり確保できていない方からの清掃依頼は多いように思えます」
また、ずっと家で仕事をしている人からの依頼も増える。
「ものが増えすぎたということで、フィギュアとか服を一個一個チェックしながら一緒に処分していく依頼も来たりします。無造作に服が落ちてたり、生活雑貨や貴重品が散乱していて、それを箱に詰める作業です。こういった依頼の特徴としては、郵便物が散らかっていたり壁際から吸い終わったアイコスがポロポロ落ちてきたり、規則性のない散らかり方をしていますね。男女比で言うと、若干女性からの依頼が多いかなと思います。男性はゴミ屋敷になりがちで、女性は生活用品など身の回りのもので散らかっているケースが多いです。掃除の最中に未開封の同じ生活雑貨が至る所から出てきたら、『何個残しておきますか?』と確認しながら清掃をします」

