特殊清掃業者が明かす、男女で違う“ゴミ屋敷”の傾向。高収入な人からの依頼が多い「意外なワケ」

特殊清掃業者が明かす、男女で違う“ゴミ屋敷”の傾向。高収入な人からの依頼が多い「意外なワケ」

◆「明確なゴールがない」お断りせざるを得ない案件

依頼
だが、あくまで特殊清掃業者ということで、「部屋の模様替えをしてほしい」との依頼は断るようにしている。

「昔は、模様替えなどの仕事も引き受けていたんですが、『え? ここでもう終わりですか?』と。あんまり変わってないじゃないかという意味だと思うんですが、美的センスが問われる仕事って、明確なゴールがない場合が多いじゃないですか。納得いかないのでやりなおしてくれと言われたこともあります。こちら側のヒアリングが足りなかったという側面もあると思いますが。以降、そういった内容は、整理収納アドバイザーとか他にお願いするべき業者があるはずなので、なるべく引き受けないようにはしています。模様替えのような依頼の場合、最近は現地まで行って見積もりをせず、電話の段階でお断りするようにしています」

引越しに伴う清掃の依頼も多いという。

「全ての家具を捨てるつもりで、『無料で持っていってもらえる家具はありますか?』と言われることも多いです。粗大ゴミを捨てるタイミングをミスったり、リサイクルショップも持っていってくれなかったりする家具の回収をすることもあります。うちの場合はちょっと使用感があってもリユースしたり、海外に輸出できるものは積極的に買い取るようにしています」

◆刃物や違法薬物を引き取ってくれと言われる場合も

回収できないものが出てくることも……。

「案外、刃渡りが6cm以上の刃物や倉庫から出てきた昔は合法だった違法薬物など、法に触れるようなものを引き取ってくれと言われることもありますが、きちんとお断りしています。撤去できないものって、結構、現場に眠ってることってあるんですよ。撤去の基準も難しく、引き取りをお断りしなきゃいけないものは意外とたくさんあります」

他にも春になると増えてくる案件がある。

「相続問題で長引いていた物件、空き家の整理とかが春になって動き出すことは多いですね。昨年10月くらいに対応した案件がどんどん決まっていくのもこの時期です。決算の時期だとか、確定申告の時期というのと重なっているのが原因だと思います。また、暖かくなっていく過程で心境の変化が起こるのかもしれません。めんどくさくて放置してモヤモヤしていた案件を片付けたくなるのでしょう」

<取材・文/山崎尚哉>

【特殊清掃王すーさん】
(公社)日本ペストコントロール協会認証技能師。1992年、東京都大田区生まれ。地元の進学校を卒業後、様々な業種を経験し、孤独死・災害現場復旧のリーディングカンパニーである「ブルークリーン」の創業に参画。これまで官公庁から五つ星ホテルまで、さまざまな取引先から依頼を受け、現場作業を実施した経験を基に、YouTubeチャンネル「BLUE CLEAN【公式】」にて特殊清掃現場のリアルを配信中!趣味はプロレス観戦
配信元: 日刊SPA!

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