
◆ゲイバーで食い繋いだ20代
――若い頃から社長になるのが夢だったと伺いました。ゾンビ井上:そうですね。20歳くらいのとき、友人に誘われてネットワークビジネスを始めたんです。初期費用として浄水器を30万円くらいで買うやつなんですけど……。2年間くらい、かつての友人に連絡したりして努力をしたのですが、結局3万円くらいしか儲からなくて。初期費用の30万円があるから、27万円の赤字ですよね。
――2年間マイナスでよく食いしのげましたね。
ゾンビ井上:ネットワークビジネスでは稼げないので、ゲイバーで働いていたんです。昔の友人からは「やばいビジネスに手を出している」と警戒されていたし、ビジネスの特性上、いかにも羽振りがよいように見せないといけなかったので、友人が絶対に入ってこない業界を考えた結果、ゲイバーにたどり着きました。
◆“売り専”での壮絶な体験の数々
――井上さんの性的指向は?ゾンビ井上:完全なノンケです。ただ、そのゲイバーは非常に健全なお店でした。でも時給が800円くらいでした。それで、店に隠れて、いわゆる“売り専”の非合法っぽいお店でお客を取ることにしたんです。
――アンダーグラウンドですね。どのようなお客さんとどんなことをするのでしょうか。
ゾンビ井上:お客さんは30代〜70代くらいまでいたと思います。趣味嗜好もさまざまで、攻められたい人もいれば、自分が攻めたいという人もいました。70代のおじいちゃんから攻められているとき、懸命に妄想をして、懸命に果てたりしていました。30代のお客さんで3時間コースで予約する人に、私は“はじめて”を奪われるんですが、先方が体力もあるのでかなりしんどかったですね。
――ひとりのお客さんあたり報酬はいくらもらえるのでしょう。
ゾンビ井上:だいたい5000円前後だったと思いますね。店が半分以上持って行くようなシステムだったと記憶しています。

