
可憐な花や甘い香りが魅力の洋ラン「オンシジウム」。丈夫で寒さに強く、可憐な黄色い花が多数咲く定番の品種のほか、香りのよい花を咲かせる小型の品種も人気です。本記事では、オンシジウムを失敗せずに楽しむための栽培ポイントや、「花が咲かない」「バルブがしわしわになった」といったよくある疑問を解決するQ&Aを栽培のプロが分かりやすく解説します。室内園芸を楽しみたい方や、洋ラン栽培に初めて挑戦する方もぜひ参考にしてください。
オンシジウムの基本情報

植物名:オンシジウム
学名:Oncidium
英名:Dancing Lady Orchid 、Dancing Doll Orchid
別名:オンシジューム
科名:ラン科
属名:オンシジウム属
原産地:熱帯・亜熱帯アメリカ
形態:多年草
花をスカートを広げて踊る女性に見立てて、ダンシングレディオーキッドの英名があります。丈夫で寒さに強く、黄色い花を咲かせる交配種が以前より多く流通しています。花は1カ月間ほど開花し、黄色のボリュームのある花は切り花としても多く利用されています。
近年は、小型で花色のバリエーションもあり、香りもよい品種がよく流通しています。どれも丈夫で育てやすいので、初心者におすすめの植物です。
一般にはあまり流通しませんが、趣味家に人気がある高温性の種類もあり、バルブが小さく多湿を好むので、最低温度を10~15℃以上保つように育てます。
満開のオンシジウム。Pak Lang/Shutterstock.com
オンシジウムの特徴・性質

園芸分類:ラン
開花時期:12~1月、4~6月、9~10月(種類による)
草丈:15~70cm
耐寒性:弱い
耐暑性:普通
花色:黄、ピンク、赤、オレンジ、クリーム
オンシジウムは、木の幹に根を張り付けて生育する着生ランです。原産地では湿地付近や山岳地帯の東側斜面の樹木などに自生しています。
茎が膨らんだ部分をバルブと呼び、株元のバルブに水分や栄養を貯めています。
鉢植えとして主に流通するのは、葉が薄い「薄葉系」と呼ばれる系統のオンシジウムです。株元のバルブに1~2枚の葉を付けます。開花期は種類や品種によりさまざまです。丈夫で育てやすく、室内で比較的簡単に冬越しします。
