突然の富裕層入りが招いた「税金の落とし穴」
株式会社野村総合研究所が2025年に発表した推計によると、純金融資産1億円以上を保有する富裕層および超富裕層は合計で約165.3万世帯にのぼります。近年はスタートアップ企業の上場や自社株の成長によって、舞浮さんのように若くして突然大きな資産を手にするケースも珍しくないと考えられます。
また、金融経済教育推進機構(J-FLEC)の「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」によれば、単身世帯の金融資産の平均保有額は919万円であり、そのうち有価証券は349万円を占めています。投資による資産形成が一般的になる一方で、利益に対する課税の仕組みを正しく理解していないと、思いがけない落とし穴にはまる可能性があります。
とくに給与天引きで税金を納めることに慣れている会社員の場合、手にした巨額の利益から自分で税金を計算して手元に残しておくという意識が希薄になりがちです。
資産を大きく増やすことと同じくらい、正しい金融知識や税金のルールを身につけることが、身を滅ぼさないための重要な防衛策になると推測できます。
[参考資料]
株式会社野村総合研究所「日本の富裕層・超富裕層の世帯数と純金融資産総額の推計(2025年)」
金融経済教育推進機構(J-FLEC)「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」
