理由③ヘルシーで自然環境にも優しい

味わいだけではなく、人にも環境にも優しいというのもカ・デル・ボスコの魅力である。果実の熟成度が十分あるため、製造の最終段階で加える砂糖(ドサージュ)の量が少なくて済む。低糖分でヘルシーなうえ、すっきりとした辛口になるので、食事中にも楽しめるのだ。
そして、「自然の形を文化(ワイン)に変える」という哲学に基づいた、最新技術を駆使して環境負荷を減らす「持続可能な革新」を追求している点も特筆すべきである。2014年からはオーガニック栽培に転換し、化学肥料や農薬の代わりに畑の周辺環境を保護し、生態系のバランスを維持することで、自然の力で病害虫を管理している。
先ほど、ボトルに亜硫酸塩の添加量が少なくて済むという話に触れたが、瓶詰めとデコルジュマンの際に酸素とほぼ接触のない環境を作り出すことができる特殊なコルク打栓機(デゴルジュマン用の栓)を世界で初めて採用したのもカ・デル・ボスコなのだ。セラー内では重力を利用してワインを移動させ、さらに「ロングカニューラ(long cannula)」と呼ばれる技術を使い、ボトル内でワインが泡立たないように底から静かに満たすことで、酸素との接触による衝撃を最小限に抑えているのも特徴だ。
ヘルシーな食事やサステナブルな取り組みへの関心は、現在マナーの一つでもある。そういう意味でも、カ・デル・ボスコを選ぶことは、教養の高さを伝えることにもなる。
理由④アートへの情熱が息づく

ワイナリー周辺の景観や緑地を大切に管理し、自然と芸術(彫刻など)が共存する環境を作り出しているのもカ・デル・ボスコの特徴である。ぶどう畑や敷地内に多数の現代アート作品が展示され、訪れる人を魅了している。シンボルは、畑にあるによる彫刻、クラッキング・アート作の土地を守る「青い狼たち」。セラーのタンクの上には、ステファノ・ボンバルディエリのサイの彫刻が浮遊している。


オーナーの美意識が息づいたワイナリーの洗練された雰囲気は、ふっくらとした独自のボトルとクリーンで骨格のある味わいとリンクしていて、ミラノのファッションウィークで供され、多くのセレブリティをもてなす代表的なワインになっていることもうなずける。
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フードライナー tel. 0120-28-6683
https://www.foodliner.co.jp/
Text: Rica Ogura
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