
20代になると、賃貸契約や口座開設などで「実印」が必要になる場面が増えます。実印・銀行印・認印の違いは?サイズは何mmが正解?苗字が変わる可能性がある場合はどうする?今さら聞きづらい印鑑の基本と、後悔しない選び方を整理します。
実印・銀行印・認印の違い

個人で使う印鑑には大きく3つの種類があります。実印と銀行印、認印です。
【実印】
住んでいる市区町村の役所で印鑑登録をします。実印は一人につき一本だけ認められ、印鑑登録されたことで効力が生まれます。不動産の売買や賃貸借、遺産相続、遺言など大きな契約の際に使用します。
【銀行印】
金融機関に印鑑登録をします。口座開設やお金の出し入れの際に使用します。
【認印】
どこにも登録をしない印鑑のことで、市販されているもので十分です。宅配荷物の受け取りや一般事務などに使用します。
実印と銀行印とを一つの印鑑で兼ねているという人もいるようですが、別々に用意することをおすすめします。兼用していると紛失した場合、役所への実印登録廃止申請・再登録、金融機関への変更届手続きがそれぞれで必要となります。また、一本の印鑑を兼用で使う場合、印影が露出する機会が増えるため、データが流出し、偽造される危険性が高まります。
実印・銀行印・認印の3つの印鑑セットを作るのもおすすめです。ネットでも印鑑専門店でオーダーすることができます。店頭で実物を見ながら選ぶのも良いでしょう。
印材の種類と特徴をみてみよう

印材として適している素材はたくさんあり、見た目や強度、重さなどに特徴があります。
本つげ:本柘(ほんつげ)。あかねという木で印鑑に使用される。木の繊維が細かく、彫刻に適していて硬度もあり印鑑に適している。
牛角:適度な弾力性があって、落下などによる衝撃に耐える強度がある。黒は風格があり落ち着いているので、男性に。白やマーブル調は優しい印象になるので女性が選ぶことが多い。
金属:チタンはその強度から、欠けることがないことで人気の印材。クールでかっこいいイメージ。若い男性に人気。
石:ローズクォーツやラピスラズリ、タイガーアイなど宝飾として使われる石の中にも印材として適しているものがある。石は美しく、それぞれにパワーを持っていると言われる(※表を参照)。素材の強度や耐久性はやや劣り、落下によって欠け、割れの可能性がある。女性に人気。

