5,000万円以上の「準富裕層」へ到達する子育て世代の価値観
株式会社野村総合研究所が2025年2月13日に発表した最新の推計(2023年時点)によると、純金融資産5,000万円以上1億円未満の「準富裕層」の世帯数は403.9万世帯にのぼります。多比さんご夫婦のように、共働きに加えて副業からの収入の柱を持つことで、30代や40代といった子育て世代であっても、準富裕層に到達する世帯が着実に増えていると推測できます。
さらに、金融経済教育推進機構(J-FLEC)の「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」における20歳以上80歳未満を対象とした二人以上世帯のデータを参照すると、金融資産の平均保有額は1,940万円となっています。その内訳を見ると、預貯金が745万円、保険が364万円、その他金融商品が102万円であるのに対し、有価証券が727万円と、有価証券が預貯金とほぼ同水準にまで達していることが読み取れます。
従来のように預貯金を中心に資産を形成し、マイホームや高級車を所有することが豊かさの象徴であった時代から、価値観や資産形成の手法は大きく変化しているのかもしれません。
積極的に有価証券を活用して金融資産をしっかりと築きながらもモノへの執着を手放し、家族で共有できる時間や経験に投資するというスタイルは、これからの新しい子育て世代が求める生き方の一つであると考えられます。
[参考資料]
株式会社野村総合研究所「日本の富裕層・超富裕層の世帯数と純金融資産総額の推計(2025年)」
金融経済教育推進機構(J-FLEC)「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」
