◆課長の“武勇伝”に失笑

しかし、その後の課長は、この出来事をまるで“武勇伝”のように語っていたという。
「私を助けたことを誇るかのように、『あの時、俺がいなかったらどうなっていたか分かっているだろう?』と話していましたね」
ただし、ドラレコには課長の言動がしっかりと残っていたのだとか。
「課長、起きてください~!」
「課長、助けてください~!」
「(眠たそうに)何だよ、もう……」
そんな会話だけでなく、課長が座席のシートを倒して寝ている姿も録画されていたのだ。もはや失笑するしかなく、課長が部長から叱られたことは言うまでもない。
◆②もはや“逃げることができない”と思った瞬間

そんな中、田中勇気さん(仮名・50代)は、八王子から相模湖に向かう途中であおり運転に遭遇した。
「バックミラーに映った1台のRV車が異常に接近してきました。わずか2メートルほどまで車間を詰められ、軽くブレーキを踏んだら衝突しそうな距離感でした」
後部座席にいる友人たちも状況を察知。女性陣は怖がっていたという。「空気を壊したくない」という思いから慎重に運転をしていたのだが、後続車はさらに車間を詰め、パッシングを繰り返した。
「もはや“逃げることはできない”と思いました。私は、車を端に寄せて停車することにしたんです」
停車すると、予想通り、後続車も真後ろにぴったりと停まったのだとか。

