東海道・山陽新幹線の「攻める」ダイヤ改正に衝撃 ギリギリまで走らせ...有効時間の最大活用へ魅力たっぷり

早朝の時間帯もより便利に

一方、早朝の利便性も増すようになる。

早朝は、東京発だけではなく、品川発や新横浜発といった列車が運行されているが、これらの駅を朝6時に出発することで、時間を有効に活用することが可能になる。

東京方面に向かう列車でも、そういった列車を設ける。

とくに注目すべき列車は、京都発臨時「のぞみ」である。具体的には、朝6時03分に京都を出るこの列車は、8時12分に東京につく。「京都発」というのがポイントで、「関東」にたとえていえば「新横浜発」に近いポジションになる。新大阪6時00分発の「のぞみ」と比較して、11分早くなる。

また、名古屋発定期「のぞみ」を繰り上げることや、岐阜羽島発の臨時「こだま」の設定なども実施する。岐阜羽島発の「こだま」は、名古屋で「のぞみ」に乗り継ぐことで、現行のダイヤより東京着が34分早くなる。

このように、目的地で有効になる時間を最大限に確保できるようなダイヤを、東海道・山陽新幹線では設定することになったのだ。

その他の新幹線のダイヤ改正は?

最後に、東海道・山陽新幹線以外の新幹線ではどんなダイヤ改正になるのか。これにも触れておこう。

北陸新幹線では東京発敦賀行最終「かかやき」が20時00分発に繰り下げ、「つるぎ」とも連絡し北陸方面とのアクセスが向上する。

九州新幹線では熊本始発臨時「さくら」が6時00分発に設定、博多発23時15分臨時「さくら」が設定され、「のぞみ」と接続、東京での滞在時間が長くなる。

ただ、東北・上越新幹線では、設備リニューアル・大規模地震対策工事のため終電の繰り上げを実施する。人手不足の中、工事を進めるために必要だが、東海道・山陽新幹線との違いは気になるところか。工事終了後は「攻め」のダイヤに転じることを期待したい。

(小林拓矢)


【プロフィール】
こばやし・たくや/1979年山梨県甲府市生まれ。鉄道などを中心にフリーライターとして執筆活動を行っている。著書『京急 最新の凄い話』(KAWADE夢文庫)、『関東の私鉄沿線格差』(KAWADE夢新書)、『JR中央本線 知らなかった凄い話』(KAWADE夢文庫)。

配信元: J-CASTニュース

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