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ここ数十年、増加の一途を辿る生涯未婚率。2020年の国勢調査によると男性28.3%、女性17.8%といずれも過去最高を記録。30~34歳の未婚率も男性51.8%、女性38.5%と晩婚化がさらに進んでおり、なかには交際歴や性交渉の経験がない者の割合も増えている。
バイオ関連のベンチャー企業に勤める相澤浩次さん(仮名・40歳)は、現在は既婚の身だが30歳の時点では独身で女性経験もなし。この時は別の会社に勤めていたが、彼女がずっといないことは同僚には話していた。すると、そのことを知った当時24歳の女性社員S子さんが執拗に絡んでくるようになったという。

◆ミスを指摘しても言い訳を繰り返す後輩女性社員
「後輩の女性社員に書類の作成を頼んでいたのですが、初歩的なミスがいくつもあったので注意したんです。けど、彼女はムッとした表情で言い訳を繰り返すばかり。課長が見かねて間に入り、最後は『すみませんでした……』とミスを認めましたが、後で私の文句ばかりを言っていたそうです。だから、S子さんにとって私が恋愛未経験だったことは、イジる格好のネタになったんでしょうね」
この出来事からおよそ半月後、会社近くの居酒屋で地方支社に転勤する同僚の送別会が開かれ、相澤さんとS子さんも参加。隣同士に座った2人は、最初のうちはそれぞれ別の相手と話していたが、途中でふと彼女が話しかけてきた。
◆未経験をネタにされ、「魔法使い」とバカにされた
それは恋人の有無を尋ねる内容で、すでに社内で公言していたので「残念ながらいないよ」と回答。すると、「その年で彼女がいないとかヤバくないですか」と言ってきたのだ。「本来こういう質問をするのはアウト。会社のハラスメント研修でも教えられましたし、彼女が知らないはずはありません。ただ、送別会の席だし、S子さんもお酒が入って少し酔っていたようですし、聞き流そうと思ったんです」
ところが、その態度が気に障ったのか、彼女の口から飛び出したのは「30代になっても彼女がいないって、まさか(未経験を指して)魔法使いですか!」の一言。さらに「魔法見せてくださいよ~」と小ばかにするように絡んできたそうだ。

