50代主婦が築56年の実家を売るか迷ったときに不動産屋選びで大切にしたこと

50代主婦が築56年の実家を売るか迷ったときに不動産屋選びで大切にしたこと

空いた実家をどうするか考え始めたとき、最初に迷ったのは「どの不動産屋に相談するか」でした。売却が有利と言われても決断できなかった50代主婦が、不動産屋との相性や「現況賃貸」という選択にたどり着くまでの実体験を綴ります。

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「条件」よりも大切にしたかった、不動産屋との相性

「条件」よりも大切にしたかった、不動産屋との相性
zon / PIXTA

査定を依頼するにあたり、私はまず「どの不動産屋さんに相談するか」で迷いました。地元の不動産会社3社のホームページを確認し、そのうち2社に、あえてアポを取らずに店舗へ足を運びました。

店内に入ったときの雰囲気、清潔感、活気。「この不動産屋さんにお願いしたいと思えるか」を、自分の目で確かめたかったのです。

実は私は、 過去に約3年間、不動産会社でパートとして働いていた経験があります。そこで感じていたのは、不動産の仕事は「条件に合う物件を紹介するだけ」ではない、ということでした。お客様の希望をよくくみ取り、伴走しながら、心から納得できる物件を紹介すること。それが何より大切な仕事だと感じていました。

条件が合っていても、タイミングが合わず話が流れることもあります。それでも、後日ご縁がつながったり、別の方をご紹介いただいて話が動いたりすることもある。

「不動産には、ご縁がある」そんな場面を、私は何度も見てきました。だからこそ、「この不動産屋さんにお願いしたい」そう自分が納得できなければ、大切な実家の相談はできない。当時の私は、そう思っていました。

2社の提案を受けて見えた「売却が有利」という現実

2社の提案を受けて見えた「売却が有利」という現実
genzoh / PIXTA

実際に相談した2社からは、どちらも売却をすすめられました。金額もそれほど差がなく、相場感がわかりました。

なぜ売却がおすすめなのか。それは、私の実家が築古でも条件を満たせば、有利に売却できる税金優遇措置があったからだと思います。

相続空き家の3000万円特別控除。ただし、(大ざっぱに言うと)相続後3年以内の売却であることや、解体・修繕など、いくつかの条件があります。

制度としては魅力的でした。でも、そのときの私は、この制度を使って売却する決断ができそうにありませんでした。

査定額については、1社は、地元地区の開発から携わってきた不動産会社。近隣でも利用者が多く、売却価格の提示も情報が豊富で、納得感のあるものでした。ただ、その会社は売買専門で、賃貸は扱っていません。

もう1社は、後発ながら活気のある不動産会社。賃貸仲介や管理も行っており、賃貸の可能性を相談すると、こんな提案をしてくれました。

配信元: HALMEK up

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