出勤前にスーツ姿で釣りへ繰り出すなど、現役のOLでもある発信者の「バチ抜け」さんに聞く後編では、釣り具へのこだわりや出勤前の釣りの最中に見舞われたアクシデント、今後の目標などについて聞いた。

◆こだわりの“自作釣り具”
――釣り具に対するこだわりは何ですか?バチ抜け:けっこう自作しているんです。山形県にある大鳥池という湖に、伝説の巨大魚と言われているタキタロウを釣りに行く計画を立てた時、準備段階として「タキタロウを釣るための竿作り」を動画にしました。まずは竿の元になるブランクスという棒を購入し、その棒に糸を通すためのガイドを自分で配置したり、リールを付けるためのシートを付けたりして、リュックに入れて持ち歩くためのパックロッド(収納できるタイプの釣竿)を作ったんです。
自作の竿で釣った魚は格別なので、まだ作ったことがないという方は、1本だけでもいいので作ってみてほしいです。いまはいろいろな材料が売られていますし、竿のことも詳しく分かるようになりますし、何よりも愛着がわきます。
――他におすすめのアイテムはありますか?
バチ抜け:ジェットボイルはおすすめです。小さな火力で短時間でお湯を沸かせて、その中でラーメンやレトルトカレーを作れるのですが、めちゃめちゃ重宝しています。釣り場は海や磯など風が強い場所が多いですが、風にも強いですし、なくてはならないアイテムです。車中泊をしていても、最初はパエリアとか凝った料理を作ったりしていましたが、結局ラーメンやレトルトに行きつきます(笑)。ジェットボイルを持っている釣り人の方はすごく多いですが、それだけ役に立つアイテムなんじゃないかなと。
車だと軽バンですね。フルフラットで快適に寝られて荷物がたくさん積める車が一番だと思っていて、ハイゼットカーゴに乗っています。運転席と助手席をつぶさず、後方で完結できる車だと人を乗せることもできますし、ラクかなって。助手席をフルフラットにできる車もありますが、後ろでベッドを組んだり、完全に寝られる状態にしたかったんです。
◆人気スポットで直面した、車中泊の過酷さ

バチ抜け:自分で切ったり、つなげたりできる、けっこう太めのイレクターパイプ(金属性)を組み合わせてベッドを作っています。キャンピングカーみたいなことがしたくて、軽バンを選んだ感じですね。
――車中泊で印象的だったことは?
バチ抜け:新潟県上越に「ハッピーフィッシング直江津」という釣り場があるのですが、すごく人気で車の行列ができるんです。オンシーズンだと前日から並ばないと入れないような状況(※)で、翌朝に釣りをするために前日の午前中から車で並んで。24時間くらい車内で過ごしていました。
※並び方は適宜変更される場合があり、行かれる方は事前にご確認ください。
全然車が動かないのですが、それでもいつ前に進むかもわからないですし、私は一人で行っていたので車から離れることもできず、大変でした。寒い日だったのですが、エンジンをつけっぱなしにするわけにもいきませんし、凍えていましたね。あと、一番困ったのはトイレです。携帯トイレを持参しましたが、とにかく何もかも車内でしなければいけなかったので。
――そこまでして行くほどの魅力がある?
バチ抜け:そうですね。30~40センチほどの大きなアジを釣れたりしますし。それくらいのアジが陸から釣れる場所って本当にないので、定期的に行きたくなる釣り場です。ハッピーフィッシング直江津周辺は釣りをできる場所がほとんどないので、みんな並んででも行くんでしょうね。

