◆注意喚起を込めて投稿した動画が大反響
――出勤前にスーツ姿で釣りをされている動画で、手に釣り針が刺さってしまったアクシデントも拝見しました。バチ抜け:それまでに魚を釣った経験が少なかったのが大きな要因だったのかなと。釣れた直後にどうしていいのかわからなくなり、パニックに陥ってしまったんです。針には釣った魚をかかりやすくするために「かえし」という部分があるのですが、かえしまで皮膚に中に入ってしまって…。けっこう大型の魚を狙っていたこともあって、自分で曲げたりすることは絶対にできないくらいの太い針でしたしね。
――どのあたりに刺さったのですか?
バチ抜け:親指と人差し指の間のけっこう厚みがある部分です。仮に皮膚の端とかに刺さっていたら逆に貫通させてしまって、針を切ったり、かえしを潰して引き抜いたりとかできるのですが、貫通させることもできない微妙な箇所だったんです。近くで釣りをされていた方が手伝ってくれて、魚と針は引き離すことはできたのですが、針は自分で引き抜けず、これは病院へ行かないといけないと。
針が刺さったままの手で車を運転して朝一で病院へ行き、麻酔をして針を抜いてもらいました。出勤前に釣りをしようと思って行ったのに、結局会社に遅れることになってしまって……。
――そんな状況でよく動画が撮れていましたね。
バチ抜け:めちゃめちゃ焦っていたので、カメラが付いているか付いていないかもわかってなかったんです。でも、後でカメラを見たらめっちゃ映ってるやんって。でも、動画を投稿したら、「リスクを考えてなかったんじゃないか」と言われたり、炎上する可能性もあるわけじゃないですか。そういう心配もあって動画を投稿しようかどうかすごく迷ったのですが、初心者にありがちなリスクの一つでもあるので、注意喚起の意味を込めて思い切って投稿しました。
◆「釣れない時間」があるからこそ
――その動画が500万回近く再生されています。バチ抜け:そうなんです。なので、この動画をきっかけに私を知ってくださっている方が多いと思います。「あ、スーツの子やろ」みたいに言われるので(笑)。私のチャンネルは知らなくても、「スーツで出勤前に釣りしたりしています」と言うと、「あぁ!」って言ってくれる方もいたりします。
――YouTubeチャンネルを運営するうえで、意識していることは?
バチ抜け:どんな動画を視聴者さんに見てもらいたかって考えてみると、魚を釣るまでの“全ての過程を共有したい”というのがあって。順序良く全てが上手くって魚が釣れましたっていう動画も一つの形だと思いますが、全然釣れなかったり、いろいろな失敗をするのが普通ですし、その分最後に釣れた時の感動を共有できると思うので。そういう部分も含めて見てもらえるような動画作りは心がけています。視聴者さんたちはすごく優しくて、そんな失敗に対して励ましてくれたり、今後失敗しないように丁寧に教えてくれたりします。

