「日本はプレミアムブランド」アメリカ人の55歳男性が語る“世界から見た日本の魅力”

「日本はプレミアムブランド」アメリカ人の55歳男性が語る“世界から見た日本の魅力”

◆「なぜ誰も話さない?」会議で感じた日本の“黙る文化”

日本でサラリーマンとして働き始めたときは、別の文化の違いにも直面したといいます。

「日本でいちばん難しかったのは、やっぱり“黙る文化”でした。私はおしゃべりが好きで、思ったことはすぐ言うタイプです。でも日本の職場では、若い社員が会議であまり発言しないことが多かったんです。最初は『どうして誰も何も言わないんだろう』と不思議でした」

スティーブさんが働いていた会社には、日本の年功序列や上下関係の文化があり、会議で積極的に意見を言うと、先輩から注意されたこともあったとか。

「『今はまだ発言しなくていい』と言われたこともありました。アメリカでは若くても意見を言うのが普通なので、最初は戸惑いましたね。先輩を立てるとか、自分を一歩下げるとか、そういう考え方はアメリカではあまりありません。日本では敬語の使い方ひとつにも、その文化が表れていると感じました」

スティーブさんは日本で働くうちに、その価値観の意味もすこしずつ理解できるようになったといいます。

「相手を尊重する気持ちや、礼儀を大切にする文化は、日本の強みだと思います。若い人でも仕事に真剣で、つまらない仕事でも手を抜かない。そういう姿勢はとても印象的でした」

◆「日本はプレミアムブランド」外国人が見た日本の価値

車のイベント
「Hoshi Ranch」(日本xテキサスBBQ屋)で行われた車のイベントには、多くの日本車好きが集まった(写真提供:YouTubeチャンネル「スティーブ的視点 Steve’s POV」)
長年日本とかかわってきたスティーブさんは、日本について「日本は、世界から見ればプレミアムブランドの国です」と表現します。礼儀正しさや丁寧な接客、ものづくりへのこだわりなど、日本では当たり前とされる価値が、海外から見ると特別な魅力に映るそうです。

「日本人はもっと自分の国に誇りをもっていいと思います。日本は安売りする国ではありません。車でも家電でも、“Made in Japan”は世界で信頼されていますから。日本を尊重する外国人は、日本を愛する日本人を見ると、もっとこの国が好きになります」

日本で当たり前とされている文化や振る舞いは、海外から見ると大きな魅力として映ることも少なくありません。30年以上日本とかかわってきた彼の言葉には、そんな実感が込められているようでした。

<取材・文/トロリオ牧(海外書き人クラブ/ユタ州在住ライター)>

【トロリオ牧(海外書き人クラブ)】
2001年渡米、ユタ州ウチナー民間大使。アメリカでウェイトレスや保育士などの様々な職種を経験した後、アメリカ政府の仕事に就く。政府職員として17年間務めるがパンデミックをきっかけに「いつ死んでも後悔しない人生」を意識するようになり2023年辞職。RVキャンプやオフローディングを楽しむのが最高の癒しじかん。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員
配信元: 日刊SPA!

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