◆「同意してくれていると思っていました」と容疑を否認
つづいて、裁判長は「何か間違っている点はありますか」と斉藤被告に罪状認否を求めた。すると、斉藤被告は緊張だろうかやや重い声になりつつ、はっきりとした口調で起訴内容を否認した。「私の行為にAさんが同意してくれていると思っていました」
この裁判の争点は、①前記の【第1】~【第3】の犯行があったのか否か、②斉藤被告はAさんが同意していないことの認識(故意)があったか否か、の2点。
弁護側は、【第2】の犯行を全面的に否認。さらに、斉藤被告はAさんが同意していないことを認識していなかったことや、検察側が指摘するような強引な行為はしてないと弁解。「斉藤さんに故意がないのは明らかです」として、次のように強調している。
「斉藤さんに言い渡されるべき判決は無罪判決です」
◆耳を疑うような「具体的な発言内容」も

検察側の冒頭陳述によると、犯行当日、斉藤被告とAさんは新宿区内でテレビ番組の撮影に参加しており、二人は初対面だった。番組の収録は複数の場所で行われることから、ロケバスが2台用意されていた。
その内訳は出演者用とスタッフのみが乗車する、計2台。検察側は、前者の車中で事件が起きたとしている。
検察側は裁判で犯行当時の状況について、二人の具体的な発言内容を踏まえながら説明。その内容は耳を疑うものだらけだった……。

