「年金だけじゃ生きていけない、だけど…」67歳元管理職、今日も家でぼんやり。貯金残高1,000万円を切り“老後破産まっしぐら”も「それでも働けない」ワケ

「年金だけじゃ生きていけない、だけど…」67歳元管理職、今日も家でぼんやり。貯金残高1,000万円を切り“老後破産まっしぐら”も「それでも働けない」ワケ

老後の就労を阻む“プライド”

老後の生活を考えるとき、どうしても焦点は「年金はいくらか」「貯金はいくらあるか」といった数字に向きがちです。しかし実際には、それだけでは語れない問題があります。それが、長年の仕事で築いてきた立場や自尊心、いわゆる「プライド」です。

現役時代に責任ある立場を任されていた人ほど、その肩書きは強く心に残ります。若い上司の下で働くことや、これまでとはまったく違う仕事に就くことに抵抗を覚える人も少なくありません。働こうと思えば仕事はある――。それでも、その一歩を踏み出せない人がいるのもまた現実です。

しかし、総務省「労働力調査(2024年)」によれば、65~69歳の就業率は53.6%(男性62.8%、女性44.7%)。70~74歳でも35.1%(男性43.8%、女性27.3%)。今や65歳以降も長く働くことは当たり前の時代です。

年金だけでは生活が難しい時代の今、これまでのキャリアや価値観とどう折り合いをつけて、老後働くのか。そこにもまた、多くの人が向き合うことになる現実があるのかもしれません。

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