成功の鍵は「スキルの翻訳」と「B面の人間性」
「移住したい」と決めていなくても、スマウトを使ってほしいと宮本は言う。「今の状態で本当にいいんだろうかってモヤモヤしたタイミングで、自分の棚卸をして、新しい選択肢を提示するサービスでありたい」。
学生なら、学チカ(学生時代に力を入れたこと)を作る段階で。次のキャリアを考え始めた人なら、「居場所はここではないかも」と思う瞬間に。「あなたみたいなスキルと経験ある人を活かしたい企業が地域にたくさんあると、そのタイミングで伝えたい」。
そんなスマウトを通じて地域とつながる中で、うまくいく人といかない人には明確な差がある。宮本が挙げるのは「A面ではなくB面のプロフィール」だ。
「『経験は豊富です、どんな課題も解決できます』──こういうプロフィールの人がうまくいかないケースも多い。都会のセオリーだと転職先はあるかもしれないけど、地域では同じようにいかないこともあります」

大事なのは「やってきたこと、できること」だけではない、価値観ややりたいことがわかる「B面のプロフィール」。そこでスマウトは新しいサービスを検討しているという。利用者の内省を促すツールだ。「自分の価値観とか、したいことってなんだっけ?と考えるきっかけを作る。そこで地域に行きたいと思ったら登録すればいいし、今のところで頑張ることになる人は登録しなくてもいい、自分を知らずに移住しても、うまくいかない。内省がうまい人が、移住先でもうまくいっていると感じます」
スマウトが提示する、”東京だけ”じゃない生き方
スマウトが年2回発表する、ユーザーが選ぶ「スマウト移住アワード」では、有名都市だけが上位に来るわけではない。例えば2025年上半期の結果は、長野県伊那市、長崎県新上五島町、石川県加賀市といった地域が並ぶ。「コミュニティが生きているところ、地域が積極的に発信しているところに人が集まる。知名度ではなく、どんな人がいるかです」

移住か、現状維持か。その二択に窮屈さを感じたことがある人にとって、スマウトが提示するのは「つながり方の自由度」だ。週末だけ、副業として、月1回のボランティアとして。あるいは、東京での仕事はそのままに、好きな町に通い続けるという選択も。
“東京だけ”じゃない生き方が、普通になりつつある。その流れの先頭を走るスマウトは、あなたにどんな可能性を見せてくれるだろうか。
スマウト基本情報
運営:面白法人カヤック
URL:https://smout.jp/
