大阪・樟葉『本の読めるカフェ float(フロート)』で見つけた、心潤す静寂の過ごし方と旅するチーズケーキ

「自分を満たす」ための、記憶を食べるチーズケーキ

パティシエを目指していた丸本さんは、年間200食以上の食べ歩きをこなしていたことも。「float」で提供するのは、彼女が一番好きだというチーズケーキです。

floatのお菓子

王道のプレーンはもちろんですが、月替わりで3種の限定フレーバーを提供します。中でも「ずんだ」や「金木犀×カルダモン」、「タルトタタン」など変わり種も。それらは丸本さんが旅先で見た風景や刺激を受けた食材、街歩きの中で心を揺さぶられた「香り」を、チーズケーキで表現する、まるで「記憶の断片」みたいにも感じます。

floatのお菓子

「こんなもの作ってみたんだけど、どう?」そんなふうに友人に振る舞うような気持ちで作るケーキは、どこか優しく、誰かの心に寄り添います。お母様が担当する数種類の焼き菓子も、製菓経験豊富な彼女だからこそ出せる安定した温かさがあります。

floatのお菓子

特に人気のバターサンドは、ラムレーズン好きにはたまらないラインアップ。 イタリア特産の葡萄蒸留ブランデー(グラッパ)や、紅茶、ライチ、グランマルニエ、胡桃……。お酒の香りをしっかりと感じさせる大人な仕上がりは、「一口食べるごとに、自分を甘やかしてほしい」という彼女からのメッセージのようにも感じられます。

「自分自身と対話する時間を大切にしていくうちに、私にとってスイーツは、目的ではなく『手段』だったんだと気づいたんです」

floatの内観

誰かに自慢するためや、ただ消費するために食べるものではない。静かに自分と向き合い、心に溜まったモヤモヤを整理するための「良きお供」として提供したいそう。この場所に並ぶケーキや焼き菓子は、自分自身を愛おしみ、また日常へ戻っていくための「心のチャージ」なのかもしれません。

自分を整える、心潤す特別な休憩室として

忙しい毎日の中で、ふと立ち止まりたくなる瞬間は誰にでもあるはずです。そんな時、誰かと無理に言葉を交わさず、ただ静かに自分自身と対話する時間を持てる場所。それが「float」です。

日常の喧騒から自分を切り離し、心を整えるための特別な休憩室では、誰のためでもない、自分だけのための贅沢な時間を過ごせるはず。時にはスマホを置いて、静かな旅に出かけてみてくださいね。

About Shop
本の読めるカフェ float (フロート)
大阪府枚方市楠葉野田1-30-12
営業時間:10:00〜18:00
定休日:木曜日・金曜日・土曜日・日曜日
Instagram:@float_from_

あかざしょうこさん

あかざしょうこ

ウフ。編集スタッフ

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関西方面のスイーツ担当。1984年生まれ、大阪育ちのコピーライター。二児の母。焼き菓子全般が好き。特に粉糖を使ったお菓子が好きです。

配信元: ufu.(ウフ。)

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