請求額を見て襲ってきた自己嫌悪。同時に子どもへの信頼も崩れてしまい……
請求額の数字を二度見したという男性。「怒りよりも先に『一体何が起きたのか』というパニックに近い驚きと、親としての管理の甘さに対する自己嫌悪が襲ってきました」と当時の心境を明かします。

子どもがわざとやったわけではない……そう思いたい反面、裏切られたような悲しみも。「数日間は妻とも顔を合わせるたびに溜息が出るような、重苦しく最悪の空気感の中で過ごしていました」と、男性は振り返ります。
住宅ローンの返済や教育資金の積み立てを計画的に行っていたため、急激に35万円という現金が消えることは家計にとって非常に大きな打撃でした。
さらに影響が大きかったのは家族への「信頼」です。「それまで子どもを信頼して自由に端末を使わせていた」という男性。
わざとだったのか、わざとではなかったのか、判然としないとはいえ、子どもが自分に隠れて課金をし続けていたという事実に「(子どもへの)不信感が強まり、修復に多大な時間と精神的エネルギーを要した」と、精神的な負担の大きさを明かしました。
窓口への丁寧な説明で全額返金に。親の管理責任を痛感
事態の発覚後、男性はすぐにクレジットカード会社へ連絡。まずは不正利用の可能性がないかを確認しました。
その上で、子どもが利用していたiPhoneを販売するAppleのサポート窓口へ「未成年による誤操作」としての返金申請を行いました。
男性は申請を行う前、同じような経験をした人がいないかSNSや掲示板で事例を調べた上で「どのように説明すれば返金が認められやすいか、また再発防止のためにどのようなフィルタリング設定が有効かを徹底的に調べて、速やかに実行に移しました」と言います。
「Appleのサポートに丁寧に事情を説明した結果、初回ということもあり、幸いにも全額が返金対象として認められました」と男性。無事に35万円を取り返すことができました。

このトラブルを経て「(子どもに)デジタルのリスクを具体的に教えることと、親が管理の責任を放棄しない重要性を学びました」と男性。便利なデジタル機器だからこそ、親がしっかりと設定面を管理し、リスクを教えることの大切さを学んだと言います。
もし、子どもに古いスマホを渡したときに戻れるとしたら……?男性は「子どもに端末を渡す前に、必ずペアレンタルコントロールを設定し、パスワードを知らなければ1円も決済できない状態を物理的に作ります」と教えてくれました。(※編集部注:子どもに渡す前のiPhoneのおすすめ設定方法は下のリンクでチェックできます)
>>>子どもを守る!iPhone「フィルタリング設定」完全ガイド
(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年3月、「子どもにまつわるお金トラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。
