◆車内で突如始まった性的接触…「初対面での異常行動」の詳細
斉藤被告とAさんらは、1店舗目でロケをこなすと2店舗目に移動するため、ロケバスに乗り込んだ。車内では、Aさんの一つ後方の席に斉藤被告が座っており、スキンケアの話などの雑談をしていた。その会話には事件の片鱗がうかがえるものもあった。「(斉藤被告から)『もう本当にかわいいね。モテるでしょ』とか、『芸人と飲んだことある?』と質問されました」(Aさんの証人尋問から・以下同)
直後、スキンケアの話の流れからか、斉藤被告は左手でAさんの両頬を掴んだ。一度、斉藤被告は手を離したが、再びAさんの両頬を掴むとキスをしてきたという。
「本当に驚きました。初対面でまだ朝で、斉藤が妻子持ちであることは知っていたので……。仕事中のロケバスでキスをしてくるなんて、この人異常じゃないかと思ってすごく怖くなりました」
犯行後、斉藤被告はAさんに「つい可愛くてさ、ごめんね」と謝罪。Aさんは咎めるように過去の「斉藤被告のスキャンダル」にまつわる雑談をした。だが、犯行は継続されたという。
「さらに斉藤からディープキスをされて胸を触られました」
斉藤被告はAさんの服の上から右胸を触った後、その服の中に手を入れ込むと下着を外して胸を揉みはじめたというのだ。
これらの【第1】の犯行について、斉藤被告側は「Aさんは同意していたと思っており、犯行も胸に手を当てただけ」と主張。対するAさんは、次のように性的行為に同意しない姿勢を見せたと証言していた。
「唇や歯で(斉藤被告の)舌が侵入してこないようにしたんですが、それでも舌がねじ込まれてしまいました」
この犯行を裏付けるように、Aさんは知人や母親などにLINEで性被害を訴えたメッセージを送っており、検察側が証拠として提出している。
◆「その口調は腹立たしくて屈辱的でした…」Aさんの悲痛な叫び

ただ、Aさんは性被害を番組スタッフに相談すると「撮影を中断することになる」と考えて、平常を装って3店舗目に向かうため、再びロケバスに乗り込んでしまった。
Aさんによると、起訴内容の【第2】の犯行が起きたのは、3店舗目の付近の路上にロケバスが停車したときのことだという。
「ロケバスの車内で私が少し後ろを振り向くように斉藤と雑談をしていたら、斉藤が身を乗り出すようにディープキスをしてきました」
この時の被害について、Aさんは「突然のことだったので身体が硬直してしまった」と振り返りつつも、斉藤被告の肩を押して抵抗はしたと証言。すると、斉藤被告は照れるような口調でこう言ってきたという。
「『可愛くて、俺ってダメだね』と言ってきました。その口調は腹立たしくて屈辱的でした……」
なお、Aさんが【第2】の犯行の存在を述べた一方で、斉藤被告側は「犯行はなかった」と全面的に否認している。

