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【インタビュー】等身大のリーダーが、居心地の良い組織をつくる。三重県の運送会社・多貴商運トップの素顔

【インタビュー】等身大のリーダーが、居心地の良い組織をつくる。三重県の運送会社・多貴商運トップの素顔

体力だけに頼らない働き方へ。終身雇用への想い

—— 前回の記事でうかがった、ドローン事業への新展開も、根底には社員への想いがあると感じました。

東出: 向こう5年、10年で運送会社は淘汰が進んでいくと言われています。その中で生き残るために人材の確保は欠かせません。同時に、私が大事にしたいのは「今ここで働いてくれている人が、この先も長く働き続けられるか」ということです。

トラックに乗るのが体力的に難しくなったとき、別の選択肢も選べるようにしたいんです。だから、別の仕事を社内につくっておく。ドローンや新規事業、他社との協業は、そのための受け皿の意味もあります。

年齢を重ねて体力が落ちても、現場のスタッフがこれまで培ってきた気配りやスキルを活かせる「終身雇用的な場所」を作りたいと思っています。

—— 最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

東出: 私自身は、最低限のモラルやマナーはもちろん大事ですが「どんな方にも来てほしい」と思っています。未経験の方・女性の方・外国籍の方など、いろんな経験や視点を持つ人が増えることで、会社としての考え方の幅が広がり、刺激になります。

少しでも当社に興味を持っていただけたら嬉しいです。

【編集後記】

取材中、東出社長は「僕の話なんて誰も喜ばないですよ」と、最後までご自身の話をされることを遠慮されていました。しかし、その謙虚な姿勢こそが、同社の風通しを良くしているのではないでしょうか。

現場で働くプロをリスペクトし、彼らが長く働き続けられる環境を整えるために、新しい事業やテクノロジーへの投資、地域との連携へエネルギーを注ぐ。

多貴商運が提供しているのは、単なる「運送での仕事」ではなく、時代の変化を冷静に見据えたリーダーによる「長く安心して働ける場所」という備えでした。この地に足のついた誠実さが、多貴商運の最大の魅力なのかもしれません。

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