「ボトックス=しわ取り」と思っていませんか。実は多汗症治療にも使われています。手汗・足汗・脇汗に悩む人の89.7%が知らなかった、汗治療の選択肢について紹介します。
ボトックス=美容医療と思っていませんか?
「ボトックス」と聞くと、しわ取りや美容医療のイメージを持つ人が多いかもしれません。テレビや雑誌でも、表情じわやたるみのケアとして紹介されることが多いため、「美容のための治療」という印象が強く残っているのではないでしょうか。
ところが実は、医療の現場では多汗症の治療としても使われている方法です。脇汗だけでなく、手のひらや足の裏など、汗の悩みが出やすい部位の治療としても用いられています。
医療法人社団鉄結会が多汗症の悩みを持つ人を対象に行った調査(※)では、手汗・足汗・脇汗に悩む人の89.7%が、多汗症治療としてのボトックス注射を知らなかったという結果も出ています。
美容の世界ではよく知られている言葉でも、医療としての使い方はまだ広く知られていない――そんな実態が見えてきました。
以前から手汗・足汗・脇汗にも使われていた治療法
汗は、汗腺に対して神経から送られる指令によって分泌されます。ボトックス注射は、この神経の働きを一時的に抑えることで、発汗を抑制する治療です。
対応できる部位は主に次の通りです。
- 脇
- 手のひら
- 足の裏
- 顔
効果は注射後2〜3日ほどで現れ始め、1〜2週間で最大になり、およそ4〜6か月ほど持続するとされています。
ボトックスは最近登場した新しい治療というわけではなく、医療の現場では以前から行われてきた治療の一つです。

