




朝食は、パンと果物とコーヒーとフレッシュジュースと決めている。食事というより、子供の頃から母に仕込まれた長年の習慣なのである。
毎日、どこかのパン屋に寄り翌朝のパンを買うことも、日々のルーティン。クロワッサン、食パン、シンプルなものが好み。朝、起きると朝食の準備、チョビは食卓付近に待機する。クロワッサンをリベイクしたら、まずはチョビの眼前に差し出す。クンクンと香りを嗅ぎ、見定めている。2人分の皿を両方出して、興味を示した方の皿が、僕とチョビの兼用となる。それから、クロワッサンを小さくちぎり、食パンの時は小さなかけらにバターを添えて、椅子の下でそわそわ待つチョビに差し出す。クンクンとまた香りを嗅いでから気まぐれに、食べたり食べなかったり。朝食の時間はチョビにとっても、大切な朝の習慣。
気のせいかチョビが好むパンは、もう亡くなった母が好んでいたパンが多い。チョビの中に、母がまだ生きているのかもしれない。
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