ベランダで育てるジャガイモQ&A
病害虫や、よくある悩みに答えます
Q1 葉が黄色くなってきました。病気ですか?
必ずしも病気とは限りません。ジャガイモは成長が進むと、収穫が近づいたサインとして葉や茎が黄色くなってくることがあります。株全体が自然に黄色くなってきたなら、イモが育ち、収穫の時期を迎えている可能性があります。
ただし、まだ株が若いのに葉色が悪くなったり、急にしおれたりした場合は、水のやりすぎや根の傷み、病気なども考えられます。土がいつも湿りすぎていないか、風通しが悪くなっていないかも確認してみましょう。
Q2 葉に穴があいています。何かの虫でしょうか?

葉に穴があく場合は、虫に食べられていることが考えられます。ベランダ栽培でも、アブラムシやヨトウムシ、テントウムシダマシ類などがつくことがあります。特にテントウムシダマシと呼ばれるニジュウヤホシテントウには要注意。アブラムシを食べてくれるテントウムシに似ていますが、ニジュウヤホシテントウはジャガイモの葉を食害します。
見つけた数が少なければ、まずは手で取り除くのが基本です。葉の裏もよく観察し、虫や卵がついていないか確認しましょう。被害が広がる前に早めに対処することが大切です。株が込み合いすぎると虫もつきやすくなるので、日当たりと風通しのよい場所で育てることも予防になります。
Q3 葉が込み合って蒸れている気がします。病気になりますか?
ジャガイモは葉がよく茂るので、風通しが悪いと蒸れやすくなります。蒸れた状態が続くと、病気の原因になることもあります。ベランダでは壁際にぴったり置くより、少し空気が流れる場所のほうが安心です。
また、水やりのたびに葉を濡らし続けると、株が蒸れやすくなることがあります。水は株元に与えるようにするとよいでしょう。葉が混み合っていて明らかに風通しが悪い場合は、傷んだ下葉を取り除くのもひとつの方法です。
Q4 ジャガイモが土の上に出てきました。大丈夫ですか?
ジャガイモのイモが土の表面に見えてきたら、土を足して隠す「土寄せ」を行いましょう。イモに日光が当たると緑色になり、見た目が悪くなるだけでなく、毒が生成され食べると中毒を起こすことがあります。「土寄せ」は難しい作業ではありませんが、ジャガイモ栽培ではとても大切なポイントです。
Q5 花が咲かないのですが、収穫できますか?
花が咲かなくても、必ずしも失敗ではありません。ジャガイモは花を咲かせることもありますが、育てる環境によっては、あまり目立たなかったり、咲かないまま育つこともあります。
大切なのは、葉や茎が元気に育っているかどうかです。株が順調に育っていれば、土の中ではイモがふくらんでいる可能性があります。花の有無だけで判断しなくて大丈夫です。
Q6 初心者がいちばん気をつけたほうがいいポイントは何ですか?
いちばん大切なのは、水のやりすぎと日当たり不足に気をつけることです。かわいがるあまり毎日たっぷり水を与えすぎると、土が湿りすぎて根を傷める原因になります。土の表面が乾いてから与える、という基本を守るだけでも失敗は減らせます。
また、ジャガイモは日光を好む野菜です。ベランダの中でも、できるだけよく日が当たる場所に置くことが、収穫につながります。
協力/エム・アンド・ビー・フローラ
Credit 文 / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。「ガーデンストーリー」書籍第1弾12刷り重版好評『植物と暮らす12カ月の楽しみ方』、書籍第2弾4刷り重版『おしゃれな庭の舞台裏 365日 花あふれる庭のガーデニング』(2冊ともに発行/KADOKAWA)発売中!
