
貯金ゼロの状態から、7年間で「資産1億円」を達成した著者。資産が1,000万円を超えてからも、決して気を緩めることなく、お金を使い過ぎない生活を愚直に続けたと語ります。本記事では、くらま(倹者の流儀)氏の著書『手取り26万円でもできる 資産1億の作り方 普通の会社員が着実にお金を増やせる投資法』(KADOKAWA)より、 「資産2,000万円」を達成するために必要な5つの心得について、著者自身の経験をもとに解説します。
資産目標「2,000万円」は達成可能
かつて「老後2,000万円問題」が注目されましたが、2,000万円という数字は目標として意識されやすい金額です。
1,000万円貯めた人にとっては資産をさらに倍にしなければ届かない金額ですが、ここまで到達できたということは、貯めるルーティンが確立できた証拠であり、決して難しい目標ではありません。
僕は資産が1,000万円を超えてからも、基本的にそれまでと同じ生活を続けてきましたが、少し変わったこともあります。2,000万円までのプロセスで特に意識したのは、主に以下の5つのことです。
資産2,000万円達成のために守った「5つのルール」
①大きな出費はしない
当たり前ですが、お金を使いすぎない生活を愚直に続けました。多くの人は大きなお金ができると何かを買おうとしますが、僕が貯金を増やせたのは貯まっても使う金額を大きく増やさなかったからです。
かつて観た映画『マルサの女』に出てきた次のセリフを、僕は今も指針にしています。
金を貯めようと思ったらね。使わないことだよ。
(中略)
100万あったって、使えば残らない。10万しかなくても、使わなけりゃ、まるまる10万残るんだからね。
あんた今、ぽたぽた落ちてくる水の下にコップ置いて、水貯めてるとするわね。
(中略)
まだ半分しか貯まってないのに飲んじゃうだろ、これ最低だね。
(中略)
いっぱいになって、あふれて、垂れてくるやつ。これを舐めてがまんするの。
世の中には収入や貯金が増えた途端に家や車を買い、保険やローンで固定費を上げ、一瞬で余裕をなくしてしまう人たちが大勢います。僕の両親が、まさにそうでした。そこで僕は、1,000万円を手にした今こそ、その流れを断つと決めたのです。
②人にお金を使い始める
「あまりケチケチしていたら友達をなくすのでは」という声もあるでしょう。確かにその通りで、それまでの僕は人付き合いのためにお金を使う機会がほぼなくなっていました。
しかしそんなことを長く続けて孤独な人生を送るようでは、どんなにお金があっても不幸だと思うようにもなりました。
そこで、1,000万円が貯まったころから、「自分には使わなくても人のためには使う」と決め、特に冠婚葬祭やお祝いなど、大切に思っている人の人生の節目では恥ずかしくない金額を出すことに決めました。
③国と企業を理解し、フル活用する
「国策に逆らうな」という相場格言がありますが、これは株式投資だけでなく普段の生活でも同じです。ルールを作る側に逆らうより、仕組みを理解して合法的に税負担を軽くするほうが、圧倒的に有利です。
たとえば、ふるさと納税、iDeCo、新NISA、医療費控除、生命保険料控除、住宅ローン控除、楽天・PayPay経済圏でのポイント活用などです。特に税の知識は重要で、確定申告のたびにまとまった還付となって戻ってきます。副業をしている人なら、青色申告特別控除を使うだけで何万円も税金を減らせます。国が「使ってOK」と用意している制度は、使わなければ損です。
ただし、違法行為は絶対にNGですし、納税は誠実に実行しなければなりません。どれだけ稼いでも、申告を誤れば追徴課税が課されて、貯めたお金を一気に持っていかれます。資産を守る意味でも、正しく納税しましょう。
④怪しい儲け話に乗らない
お金が貯まってくるとなにかと勧誘を受ける機会が増え、資産運用に興味が向くようになってきます。典型的なのが、乗っ取り系や振り込み系、月利◯%などの怪しい投資案件です。
そもそも、他人が積極的に勧めてくるものに、まともな話はほぼありません。投資をするなら勧められた話に乗るのではなく、自分の目的やリスク許容度に合う投資を自ら選びにいく必要があります。
⑤謙虚でいる
1,000万円までは「見栄を張らない」が重要なポイントでしたが、それができている前提で、2,000万円からは「謙虚でいる」ことがカギになります。「もう使っても大丈夫」と気が緩んだ瞬間、ハイリスク投資や準備不足のビジネスなどに手を出し、足元をすくわれることがあります。
もっと資産を増やしたいと思うなら、この局面ではまだ貯金がない前提で生きることが必要です。1,000万円に到達した段階で一度気持ちをリセットして、ないつもりで暮らすのです。もちろん生活レベルは上げません。
僕自身もここまで貯められたのは運や環境に恵まれたことも大きく、いつ不運な状況に転じてもおかしくはないと気を引き締めていました。
くらま(倹者の流儀)
会社員/節約系YouTuber
