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「実は、お客さんを乗せたのは2回目なんです…」話しかけられてイラッとした〈分単位で仕事をする実業家〉が思わずスマホを置いた、タクシー運転手の“驚きの告白”

「実は、お客さんを乗せたのは2回目なんです…」話しかけられてイラッとした〈分単位で仕事をする実業家〉が思わずスマホを置いた、タクシー運転手の“驚きの告白”

先行きが見えない時代、ビジネスを成功に導く最大のカギは「コミュニティ(信頼できる仲間)」の存在だと主張する、資産数百億円の実業家・嶋村吉洋氏。では、その「仲間」とは一体どこで見つかるのでしょうか。実は、日常の何気ない瞬間にこそ、強力なネットワークを築くチャンスが潜んでいるようです。同氏の著書『人生100年時代を生き抜くための億万長者のコミュニティ資本論』(プレジデント社)より、あるタクシー運転手とのエピソードを紹介。無意識の行動が他人に影響を与え、やがて将来のビジネスパートナーに変わっていく、常識にとらわれない「仲間づくり」のヒントをお届けします。

「実は、2回目なんです…」タクシー運転手から声をかけられたワケ

コミュニティの仲間を広げようとするアクションが、仕事の新しいステップにつながることもあるのではないでしょうか(※)。

※編集注:筆者は同書で下記のように主張しています。

先行きが不透明な時代において、個人がフリーランスとして独立し、ビジネスを成功させるための最大のカギは「コミュニティ(信頼できる仲間)」の存在です。会社員時代に成果を出せなかった人が単独で戦って急に成功するほど甘くはなく、自身のファンとなってくれる仲間と協力し合うことで、初めて持続可能な経済基盤をつくることができます。強固な信頼関係で結ばれたコミュニティさえ構築できていれば、どんな事業を始めるにしても失敗のリスクを劇的に下げることが可能です。

最近、愉快なタクシーの運転手さんとの出会いがありました。

先日、大阪の自宅から神戸での会議に向かうため、タクシーに乗ったときのことです。タクシーの運転手さんとは、移動中に長い時間を共有するので、会話のチャンスだと思われるかもしれません。しかし、私の場合、移動時間はたいていスマホで仕事をしているので、運転手さんと話すことはほとんどありません。

その日も同じようにスマホで仕事をしていたのですが、途中で運転手さんが「ちょっといいですか?」と話しかけてきました。正直、「忙しくて世間話なんかする時間はないのに。空気の読めない人だな」と感じて、少しだけ嫌な気分になったことを覚えています。

ところが、話の内容はまったく違っていました。「実は、お客さんを乗せたのは2回目なんですよ」と言われたのです。なんと、私は以前もその運転手さんのタクシーに乗ったことがあったのです。

こういう偶然はよくあることなのでしょうか、それともかなりレアな確率なのか、私にはよくわかりません。それで私は「前回の私は、失礼なことをしていませんでしたか?」と聞いてみました。

「全然ないですよ!」と運転手さんは言ってくれましたが、続けてこんな話をされました。

「あなたに刺激を受けて、売上ナンバーワンになりました」

「でも、すごくピリピリされていて、走るように乗ってきて、降りるときも走るように去っていきました。こんなに分単位で仕事をしている人が世の中にはいるんだなと感動したんです」

「私はあなたに刺激を受けて、それからタクシーの仕事を頑張りました。今では会社で売上ナンバーワンになったんです。本当におかげさまです」

私はすっかり驚いてしまいました。自分ではまったく意識していなかったのに、知らないうちに誰かに大きな影響を与えていたなんて。

それからはスマホをしまい、目的地までの30分間、その運転手さんといろいろな話をしました。生まれ育ちやご家族のこと、奥様のご病気の話など、普段なら聞けないような話も聞かせてもらいました。最後にはLINEを交換しましたので、もしかしたらこれから重要な仲間になるかもしれないですね。

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