
コロナ禍で収入激減&3年間ボーナスゼロ、資産2,000万円達成を機に本格的に開始した資産運用では、大きな含み損を出すことになった著者。それでも、これまで積み上げてきた資産と「勝ちパターンのルーティーン」を崩すことなく、黙々と資産を増やし続けました。本記事では、くらま(倹者の流儀)氏の著書『手取り26万円でもできる 資産1億の作り方 普通の会社員が着実にお金を増やせる投資法』(KADOKAWA)より、「資産3,000万円」達成までの道のりを、著者自身の経験をもとに解説します。
3,000万円から資産形成のスピードが上がる実感
僕は借金のある状態から貯蓄を始め、1,000万円、2,000万円と資産を積み上げてきましたが、そこから3,000万円への伸び方は明らかにそれまでと異なるスピード感がありました。
それこそぶ厚い「壁」を突破したような感覚で、突破後はあっという間に資産が増えていきました。
このプロセスで特に意識したのは、次の4つのポイントです。
資産3,000万円達成までに心がけた4つのこと
①あえて「孤高」である時間を作った
多くの人は気の合う仲間と群れていたいし、同じ行動をしているほうが安心するものです。僕も昔はそうでした。でも、人と同じことをしていては、人と同じ結果にしかたどり着けません。有名大学に進んだ高校時代の同級生たちは、例外なく私たちが遊んでいる間に黙々と勉強していたのを思い出します。
資産形成も同じで、人よりも資産を増やしたいなら自分だけの時間を確保し、静かに積み重ねる覚悟が必要です。孤立や孤独とは違い、孤高とは自分の志を守るために一人になる姿勢です。孤高であることは、資産形成のために使える時間を最大化し、仕事の集中力を高め、不要な人間関係のストレスを遠ざけ、自分の人生を自分で選ぶための土台を整えてくれます。
②ル ーティンを崩さない
資産を増やすうえで、節約や貯金の習慣は“勝ちパターンのルーティン”です。イチロー選手が現役時代、本番よりも準備を重視していた話は有名ですが、結果を出し続ける人ほど、日々のルーティンを軽く扱いません。
最も怖いのは、ここまで積み上げてきた良いルーティンを、資産が増えてきたタイミングで崩してしまうことです。たとえば、これまで避けてきた酒やたばこ、漫然と参加する飲み会などを許し始めると、浪費のルーティンが積み上がってしまいます。
僕の場合、無駄な手数料を払わない、NISAとiDeCo、ふるさと納税、本業、筋トレを続ける、車は持たない、飲み会は年3回程度という“勝ちパターンのルーティン”を崩さないことを決めました。
これは、一切生活レベルを上げないという意味ではありません。健康のために食費を少し増やす、住環境を改善するために狭い部屋から引っ越すといった意味のあるレベルアップは、むしろ積極的に実行してよいと思っています。距離を置き続けるのは、メリットのない悪習慣だけです。
③王道の資産運用を取り入れた
僕の中では1,000万円〜2,000万円までは貯蓄メインで作ろうと決め、2,000万円に到達したタイミングで半分を資産運用の王道である全世界株式インデックス投資に回しました。
このお金は自分のコピーのような存在で、自分が休んでいても代わりに働いてくれます。年3%という控えめな利回りで見積もっても、1,000万円なら税引き後で年間24万円、1,500万円なら36万円が自動的に増えていくのです。何もしないのにお金が増える感覚は味わったことのない強烈なもので、3,000万円到達のスピードを加速してくれました。
④どんな逆風が吹いても歩みを止めなかった
このときに金・ビットコインに注目して、未来への種まきのために本格的に積み立てを開始しました。
ちょうどこの時期はコロナ禍と重なって本業の収入が3割ほども減少し、ボーナスは3年間ゼロになりました。それまで年間250万円ほど貯金できていたのに突然それができなくなったうえ、投資に回したお金もコロナショックの急落や為替の変動に見舞われて、大きな含み損を出す局面もありました。
普通なら心が折れてもおかしくない状況ですが、それでも諦めることなく副業に力を入れ、税の仕組みを勉強して節税し、投資も継続しました。このときに投資をやめずに継続できたことが、その後の上昇相場で一気に資産が増えることにもつながりました。
こうした逆境を経験するたびに思うのは、お金を貯めようという意識さえ切らさなければ、お金はそう簡単に減らないということです。増やすペースが停滞しても、含み損が出ても、今できることをコツコツと継続することでいずれ向かい風はやみ、追い風が吹くタイミングがやってくるのです。
くらま(倹者の流儀)
会社員/節約系YouTuber
